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3rd May 2016

小ネタ



望「いは…ん?」
伊「…zzz」
望「珍しいな。居眠りか」
伊「…」ぐうぐう
望「…お前は頑張りすぎなんだよ。もう少し休むということをしなさい」
伊「…」ぐうぐう
望「…」じっ
伊「んん…」
望「うむ。可愛い」
伊「…」ぱちっ
望「!」
伊「あれ、坊ちゃん…?」
望「すまない。起こしてしまっ…」ちゅっ
伊「…」
望「!?!?」
伊「んっ…」
望「い、いはら…」
伊「はぁ…坊ちゃん…」
望「突然キスしてくるなんて、誘ってるのか?」
伊「坊ちゃん」へらっ
望「なんだ。もう一回してほしいのか」
伊「おやすみなさい」
望「え?」
伊「…zzz」
望「おい、嘘だろう。まだ昼だぞ。待ちなさい、今どうしてキスしたかその理由だけでも…」
伊「…」ぐうぐう
望「伊原!!!!」



望「…」
伊「あぁ!!!もうこんな時間!!!ちょっと!!!どうして起こしてくださらなかったのですか!?」
望「…」ツーン
伊「夕飯の準備…あっ、その前に郵便物の整理を…」
望「ふん」
伊「…坊ちゃん?何を怒ってらっしゃるんです?」
望「自分の胸に聞いてみろ」
伊「???」
望「…お前なんか僕にピーされてピーされればいいんだ!!!」
伊「な、ななななんて破廉恥な…っ!」

寝ぼけ伊原と不完全燃焼な望。




伊「失礼いたします、夜食をお持ちしまし…」
望「…zzz」
伊「教科書出しっぱなし…ノートも…寝落ちかな」
望「zzz」
伊「…」
望「…う、んん…」
伊「(こうしていらっしゃると、本当に見とれてしまうくらい綺麗なのに)」
望「…」すーすー
伊「(お風邪を召されないよう、ベッドに案内しなければ)」
望「…」すーすー
伊「坊ちゃん、坊ちゃん、おやすみになるならきちんとベッドに入ってください」
望「…う…」
伊「たったの数歩歩くだけですよ」
望「んぁ…?いはら…?」
伊「はい、いいからほら立って」
望「伊原」ぐいっ
伊「うわっ!?」
望「伊原…」
伊「んんっちょ、ぼ…っ、ぁ、んんぅ、ふ…ッ」
望「…」
伊「ンっ、ふぁ、あ…は、ぅ…ん、ん」

3分後

伊「〜〜〜っぷはぁ!!」
望「もうギブアップか。早いな」
伊「はぁ…っ、はぁ、はぁ…ばっ、馬鹿じゃないんですか貴方…!!」
望「いや寝たふりに気づかないお前も可愛いなと」
伊「永遠の眠りについてください」
望「あぁそんな潤んだ瞳をして…身体だって火照ってるじゃないか」
伊「触るな色狂い」
望「辛辣なお前も好きだぞ」
伊「次からは旦那様に起こしに来ていただきますからね」
望「…悪かった」
伊「分かればよいのです」

父には弱い。
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