「傑…最近太った?」
「え…」
さわさわと新太の手がお腹の辺りをくすぐってくる。
「だ、ダイエットする」
「しなくていいです。もとが痩せすぎなんだよ。俺としてはまだまだ肉をつけてもらいたいくらい」
「そうかな…」
「というかそのために食わせてるとこあるし」
「ひゃ…っ」
後ろから首筋を舐められ、ぞくぞくと鳥肌がたった。
「したいことが一個あって」
「したいこと…?」
「そう。…引かれそうだけど」
「引かないよ。言ってみてよ」
「…ここ」
「太もも?」
「に、俺の挟みたい」
「…すまたってこと?」
「…うん」
*
「は…っ」
「ん、んっ、ぁ…」
にゅる、にゅる、と太ももの間を行き来する熱い塊。それが裏筋を掠める度、びくっと全身が震える。
いつもと違うゆるい刺激だ。でも。
「すぐる…っ、ん、きもちい、…っ」
――か、可愛い!!
抱え上げた俺の脚に指を食い込ませ、夢中で腰を振る新太。眉を寄せ、気持ちよさそうに歪んだ表情がとにかく可愛いくて、俺は内心悶えまくっていた。
「…ん、んっ、ね、傑は、…きもちいい…?」
そんな顔されて、夢中で求められて、気持ちよくないわけがない。
俺は息を吐きながら頷いて、それから試しにきゅっと太ももに力を入れてみた。
「っあ……!!」
びくんっと新太が背を丸めて声を漏らす。
――可愛い…っ!
「それ…っ、だめ、だって…そんな締めたら、俺…ッ」
「んん…っ」
とろ、と新太のモノが先端から糸を引き、ゆっくりと俺のに擦り付けられた。二人分のカウパーとローションが混ざって、互いの下半身はぐちゃくちゃだ。
「すぐる…」
新太の瞳が快感で潤んでいる。ちょっと新太さん、今日どうしちゃったの?可愛すぎません?
「…いく?」
少し笑って首を傾けると、新太はこくこく頷いた。
「いいよ。いっぱい気持ちよくしてあげるから、ほら、ね、動いて」
「ん…」
脚を掴み直し、ピストンを再開させる。ぬちゅ、ぬちゅ、と粘液と肌の擦れる音が耳に響いた。
「…っう、ん、んっ、ん…」
「あっ、ぁっ、う…あっ、新太ぁ」
「ダメだ、も、出る…っ」
切羽詰まったような声を聞いた瞬間、ぎゅうううっと思いっきり挟んでやる。
「ちょ…っ、ん、だめそれ…っ、あぁ…ッ」
新太はガクガクと腰を震わせ、俺のお腹の上に射精した。
*
「ねぇ新太、あのね」
「…ん?したい?」
「うん…今日夜、いい?」
「いいよ」
「最近0.3キロ増えたからね。この間より気持ちいいといいなぁ」
「へ?」
「すまた」
「え、そっち……?」
「そっちって?」
「ふ、普通のはしないの?」
「普通のもする」
「あ、そう…」
*
味をしめた傑。