小ネタ | ナノ

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9th Nov 2016

小ネタ

九「今日煙草吸わねえの?」
藤「吸わない」
九「別に俺気にしないけど」
藤「匂い移ったらどうするんだ。未成年が煙草の匂いさせてたらまずいだろ」
九「あ、そか」
藤「そんなに本数吸うわけじゃないしな。別に今日くらい吸わなくてもいい」
九「やっぱり口寂しくなったりすんの」
藤「なるときもある」
九「ふーん…じゃあ、はい」
藤「なんだよ」
九「やる。さっきコンビニで買ったプリン」
藤「(いらねー…)」
九「ほら信号変わるから早く!」
藤「…」ぱく
九「うまい?」
藤「ふつう」
九「えー、絶対うまいって」

往路、車中にて精一杯のデレ(※藤城は甘いものがあんまり得意じゃありません)



九「なぁ見て。これ先生に似てね?」
藤「似てねぇ」
九「黒いしトゲトゲしてるし、絶対似てるって」
藤「ふざけんな。黒髪ってだけだろうが」
九「あと攻撃的な雰囲気?」
藤「俺は物腰柔らかだろ。あとこんな野暮ったくねぇ。もっとスマートだ」
九「そりゃ俺以外にはな!!」
藤「なんだ。また皆と同じように優しくされたいってか?」
九「…いや、それはいいけど…」
藤「ほらな。ドM変態野郎が」
九「ほら!そういうの!トゲトゲしい!」
藤「うるさい黙れ。そもそも俺はこいつが嫌いなんだ」
九「俺も嫌い」
藤「嫌いなものに俺を例えるとはいい根性してるなてめぇ。それは暗喩か?いやもう直喩だな」
九「あんゆ?ちょくゆ?」
藤「バカ。このバカ。バカ」
九「三回言うな!!」
藤「はー…バカの相手は疲れる…」
九「なんだよそれ。…あ、こいつは嫌いだけど先生のことは好きだから。そこ勘違いすんなよ」
藤「…はぁ…」
九「溜息つくな!」
藤「やっぱりバカじゃ足りない。大馬鹿だお前は」

ウニの話です。



藤「そろそろいい時間だな。出られるか」
九「おう」
藤「ちゃんと前見て歩けよ。ふらふらするなよ」
九「わかってるって…あ゛ー…目熱い…」
藤「泣きすぎだ」
九「明日腫れるかな」
藤「家帰ってちゃんと冷やせよ」
九「うん」きゅっ
藤「…なんだ」
九「へへへ」
藤「なんだって聞いてんだろうが。服が伸びる」
九「恋人ってことはさ、理由がなくても先生に触っていいってことだよな?」
藤「駄目だ」
九「は!?なんで!」
藤「俺が許可したとき以外は触るな」
九「ケチケチすんなよ」
藤「うるせぇ。俺がルールだ」
九「じゃあ今は?」
藤「好きにしろ」
九「やった!」
藤「ただし周りに怪しまれない程度でだ」
九「わかってるって!ハグとかしなきゃいいんだろ?」
藤「そういう問題じゃない。あとさっきから近ぇ」ぐい
九「ぐっ…さっき手繋いでくれたくせに!」
藤「さっきは暗い場所だったからだろ。もう外に出る」
九「じゃあおんぶしろよ」
藤「なんでだよ」
九「周りに怪しまれずにくっつく方法なんてそれぐらいしかねーだろ!」
藤「それこそ注目の的だろうが。余計な体力を使わせるな」
九「…おっさんだから?」
藤「…」ばしん
九「ってぇ!!」
藤「次その言葉を口にしたら殺す」

この間まで20代だったからね。



藤九小ネタつめでした。
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