メールレス
昆布さんへ
≫メールありがとうございます〜!昆布さんからのメールは毎回開くのがもったいないなと思うくらい嬉しいです。何度でも初見の気持ちで読みたい……。
あらゆるカップリングの終着点についてですが、同意しかありませんです……。私も当人たちが出した結論が最も「らしい」姿なんだろうなと思います。そのとき二人で決めたことが、二人がした選択が、二人にとっては全てなんだろうなぁと。傍から見るとバッドな結末も、本人たちが納得しているならそれでいいよ……(誰目線なのか)という感じなので、私はメリバも好きです。ただ、ひふみと瑞貴に関しては、最後まで真っ直ぐに、ひたむきに自分達の気持ちを貫いてほしくて今回の話を書きました。二年前に本編を書き終わったときも、いつかはカミングアウトするんだろうなと考えていたような気がします。
「かつてひとりで生きていくことを選択したひふみが、自分の気持ちをひとに打ち明ける選択ができるようになった」と昆布さんにおっしゃっていただけましたが、これまで本編やら番外編やらでいろんなひふみと瑞貴の話を書いてきて、長い長い時間をかけた「ひふみの変化」という一つの終着点が伝わっていてとても嬉しかったです!
瑞貴の手を離してしまうのも、「例え手が離れても、俺の気持ちは変わらない」というひふみの決意の表れでした。でもやっぱりひふみのその決意の裏には必ず瑞貴の行動があって、今回もそうなんですよね。瑞貴が「帰るぞ」って言わない限り、ひふみが決意の言葉を口にするのはもう少し先だったはずで、ひふみの背中を押すのは必ず瑞貴で、そういう瑞貴の前だからこそひふみは安心して泣くことができるという……あの、自カプ(?)を気持ち悪く語ってしまってすみません……。二人の関係性をいろいろと見ていただけているのが嬉しすぎてつい熱くなりました……。
瑞貴の未乃莉に対する「学校どう?」発言ですが、年頃になった妹に戸惑うお兄ちゃんな瑞貴を書けて楽しかったです。本編でも瑞貴の家族は一つのターニングポイントでしたが、今回のテーマはずばり「家族」だったので、ひふみの家族の話もどうしても書きたい!書かなきゃ!と盛り込みました。それぞれの家族の話はもうちょっと書いても良かったかな?と思っています。多分近いうち小ネタにでもするはず……。
あと、「顔が白い」「それは元から」のシーン、幼馴染みっぽさを感じていただけてうれしいです〜。ひふみと瑞貴は「幼馴染」という関係を抜きにしては成り立たない、腐っても幼馴染みだ、というのが(謎の)モットーでした。友達とも恋人とも違う、近くも遠くもなれる幼馴染みという関係性が本当にめちゃくちゃ好きです。
ノリノリアゲアゲな曲の中で泣く昆布さん……自分の書いたものでこうして泣いてくださる方がいるなんて、なんていうか感無量というか、「書いてて良かった!生きてて良かった!」と私まで泣いてしまいそうな勢いです……。自分の創作が好きだ、というのもあんまり言ったことがなかったので、あとがきでいろいろ思いの丈を吐き出せてすっきりしました。別に隠すことでもないのですが……。うちの子好きだぞ幸せになれ〜!というのが私の創作の根底にあるんだなぁ、と改めて実感しました。そしてやっぱり創作はやめられないなとも思いました。創作楽しい!
そんな感じでこれからもたくさんたくさん書いていきますので、どうぞよろしくお願いします〜!!私も昆布さんのファンです〜!!
P.S.
ひふみの日にこんな素敵なプレゼント(このメール)をいただきまして!ありがとうございました!私もなんかしたいと思いつつ何もできませんでしたはは……(ははじゃない)