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クラピカ対ヒソカ戦が終わり、数組が戦い、やっと私の番。
相手は誰だろうと思いながら立ち上がるとヒソカも立ち上がった。
「名前の相手は僕だよ☆」
にこりと笑うヒソカに私の顔は青くなったのだろう。
『…げっ』
ひくりと口元が引き攣るが、有無を言う暇もなく試合開始の合図。
私は仕方なくヒソカに近づいていく。
早くヒソカの変なスイッチが入る前に終わらせなければ勝てなくなる。
…まあ、私が勝てるなんてことは限りなく可能性としては低い。
「クックック、いい動きだ◇」
ヒソカとの間合いを詰めて蹴りを繰り出す。
フェイントを交えながら攻撃すると、拳がヒソカの顔にヒットした。
ヒソカの顔、格好いいから殴りたくないんだけど、今はそんなこと言っていられない。
『…ヒソカ、君やっぱり変態だよ』
拳がヒットし、続けざまに蹴りなどもヒットしてヒソカを軽く後ろに蹴り飛ばす。
するとヒソカの目が怪しく光り、ヒソカのアレが勃った。
「ああ…君を今すぐ壊したいよ◇」
あ、これヤバイ。
オーラがさらにまがまがしくなったと肌で感じたと同時にヒソカの拳が私目掛けて飛んできた。
『…っ!!』
間一髪で避けて距離を取るも、すぐに蹴りが私の横腹に入った。
『かはっ……!』
ヒソカの蹴りは強くて、蹴られた部分以外のところもびりびりと痺れてくる。
次に飛んできた拳は何とか避け、ヒソカと再び距離を取る。
凝で自身を見るも、ヒソカのバンジーガムはついていなかった。
「心配しなくても念は使わないよ◆」
ヒソカは冷静さを取り戻したようで、まがまがしいオーラが少し無くなった。
『私を壊さないの?』
確認のためヒソカにそう尋ねると、ヒソカはにこりと笑って答えた。
「今君を壊すのは勿体ない◇だから今は我慢するよ☆」
『ふーん。そう言ってる割に興奮は抑えきれてないよ』
ヒソカの懐に潜り込み、そういうとヒソカは楽しそうに喉を鳴らして笑った。
そして、ヒソカのトランプが私に飛んできた。
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