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私は、ヒソカに連れられ、面接を受けた。


「お主、見たところ念を習得しているようじゃが、何故ハンター試験を受けた?お主ほどの念があれば、ライセンスなどあってないようなものじゃろ」


部屋に入るなり、ネテロ会長がハンター試験を受けた経緯について聞いてきた。


『ヒソカに無理矢理連れて来られた。始めはつまらないと思ってたけど、案外面白いから、今はライセンス云々より、他の受験生と戦いたいかな』


私がこの試験を受けた理由らしい理由は無い。


ただ、ヒソカが“君もハンター試験受けられるように、電話しといたから◇”って言っていきなり連れて来られた。


一次試験会場に着くまでは帰りたいなって思ってたけど、キルア達に会って、ハンター試験を受けて良かったなって思った。


それに、今年は強い奴が多いみたいだし、戦ってみたいっていうのが私の今の気持ち。


「そうか…。ところで、お主が一番注目しているのは誰じゃ?」


ネテロ会長は、やっぱりヒソカかの、と言って私を見た。


『うーん、確かにヒソカとは戦いたくないって意味では注目してるんだけどさ。やっぱり、これからのことも含めるならキルアかゴンかな』


キルアは元が暗殺者だから、念を習得すれば、恐らく変化系だろうから結構恐いよね。


ゴンは絶対に強化系で、今の馬鹿力と合わせると脅威だよね。


これからの成長を考えた上でも、現在でも、あの二人には特に注目している。
 

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