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無事に飛行船を降りることが出来た私だけど…。
なんでこうなった。
最終試験会場に着いてから、時を遡ること約一時間前、キルアの一言が引き金となった。
「なぁ、名前ってさ、どれくらい強いの?」
…どれくらい強いかなんて分からないんだけど。
『うーん、ヒソカとか、ゾルディック家の皆さんには負けると思う。あ、ミルキには勝てると思うけど』
私、瞬発力とかはあると思うんだけど、パワーと体力が無いから、やっぱりヒソカとかと比べるとまだまだ弱い。
「ふーん。ねぇ、俺と遊ばない?」
キルアが口角を吊り上げて、ニヤリと笑った。
何か、嫌な予感がする…。
『遠慮します』
「いいじゃん、ちょっとだけだから。……駄目?」
キルアが子犬みたいな目で見つめてくるから、思わずおれた。
そして現在、最終試験会場のホテルのとある空き部屋にてキルアと手合わせしています。
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