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あれから少しキルアと話してから直ぐに二人でゴール地点へと進んだ。
四時試験の合格者は私を入れて10人だった。
試験中は結構殺し合いがあったみたいだけど、ゴールに向かうとゴン達も居たから安心した。
ヒソカとイルミは心配しなくても居るって分かってたけどね。
「第四時試験合格おめでとう。次は最終試験だ」
そう言われ、移動した先にあったのはやっぱり飛行船でした。
『また乗るの!?』
もう高いとこはないかな、って思ってたのに、飛行船が残ってた。
建物ならまだしも、飛行船は本気で嫌なんだけど。
リッポーさんに訴えたけど、無理矢理乗せられた。
『リッポーさんの馬鹿!鬼畜ー!!』
地面と離れる中、下に見えるリッポーさんに向かって叫んだ。
「まあまあ、名前。これで最終試験会場に行くということは、飛行船も最後なのだぞ?」
「飛行船どころか、高いところはもうないんじゃねぇか?」
クラピカに続いて、レオリオも励ますように言ってくれた。
確かにこれで最後だ。
だって、次は最終試験だってリッポーさんが言ってたからね。
『…そうだね。頑張るよ』
「その調子だよ、名前!」
ゴン達からも励まされて、少し頑張ろうと思います。
……だけど、やっぱり怖いのでヒソカに抱っこしてもらいました。
クラピカがしてくれるって言ったけど、やっぱり悪いなあって決めかねてると、ヒソカがしてくれた。
『ありがと、ヒソカ』
「君に触れていいのは僕だけだからね◇」
何か危ない発言をされた気がしたけど、気にしないでおこう。
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