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無事、試験場であるゼビル島へと辿り着いた私達受験生。
『…私クジ運ないかも』
ただ今、ゼビル島にて試験の真っ最中です。
試験の内容はプレートの奪い合いで6点取ったら合格。
自分のプレートとターゲットのプレートが3点、その他が1点で、ターゲットはクジ引きで決まる。
始まりも、時間をずらして島の中へ入るが、これは受付順だ。
ターゲットはヒソカとイルミと、クラピカ、レオリオ、ゴン、それにキルアでも無かったから別にいいんだけど。
私、島に入るの二番目で正直微妙なんだよね。
「二番目か◇微妙だねぇ…」
ヒソカは最初だ。
『だよね。まあ、いいほうなんだろうけど、待ち伏せする気もないし、自分から動きたくないから最後のが良かった』
そうすれば、私はプレートを外してないから、私がターゲットの人が真っ先に待ち伏せしてるから直ぐ分かるのにな。
「44番」
試験官のリッポーさんがヒソカの番号を言う。
「僕の番だ。じゃあまた後でね、名前」
ヒソカはそういって歩きだした。
『…ヒソカっ!』
私は薬の瓶をヒソカに向けて投げた。
『お大事に』
理由はヒソカの周りに血に反応する蝶が飛び回ってるから、怪我したんだろうと思ってだ。
ヒソカは瓶を受け取り、軽く手を振り、行ってしまった。
「―…45番」
イルミやクラピカやゴンやキルアにもそれぞれ声をかけて、私の番。
狙うはターゲットのプレートだ。
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