5

 
眩しい太陽の光―…。


「お疲れ◇」


「…」


無言で手を挙げるイルミとヒソカ。


『お疲れ、二人共。……ヒソカがゴン助けてくれたんでしょ。ありがとう…』


「まあね◇」


三人で並んで朝日を眺めた。


あれから、何とか山場を乗り切り、今は緩やかに次の試験場に向かっている。


『私、クラピカ達のところに行って来る』


私はクラピカやレオリオが無事なことを確認して、ゴンとキルアのもとへときた。


『ゴン、大丈夫?』


私が声をかけると二人は振り返った。


「名前!うん、全然大丈夫だよ!」


『そっか。キルアもなんともない?』


「おう!名前は?」


『大丈夫!ちょっと眠いけど』


三人で笑い合う。


何か、二人共元気そうで安心した。


安心したら眠気が…、昨日ちゃんと寝てないしな。


「あれ、名前寝ちゃった」


「疲れてたんだろ?」




 危機


〈ホント、名前ってマイペースっていうかなんていうか。無防備だよな〉


〈うん。安心して寝ちゃってるね〉


〈もうちょっと危機感持つべきだと思うんだけど〉


〈確かに…〉
 

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