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私は此処から動けそうにないので、ヒソカにゴンを任せるべく、連絡を入れた。


『私、船内の状況を見てくる!何か問題があれば直ぐ知らせるから!!』


私はそう言って部屋を出た。


廊下を走っていると、船の外のライトのスイッチを見つけた。


『…よし』


明かりを点けて、また走る。


と、目の前にイルミが居た。


『イルミ、そっち何か問題とかあった!?』


「こっちは大丈夫だよ。俺は今からクラピカって奴の所に行こうと思って。名前も行くよ」


イルミに強制的に連れられ、またあの部屋へ。


あともう少し、というところで船がぐらりと揺れた。


私はイルミに担がれていたから平気だったけど、クラピカが居た部屋からゴンッ、という鈍い音が響いたから急いで向かった。


バンッ!


『クラピカっ!!』


さっきの音の正体は、クラピカが頭を打った音だったようで、クラピカは気を失っていた。


「船は俺がなんとかするよ」


『私はクラピカの手当てする!後、他に怪我人が居ないか見てくるよ!!』
 

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