3

 
『あ〜、楽しかった!!』


あれから私は、ゴンとキルアと宿泊場とこの島の中を探検したり、釣りをしたり、クラピカとレオリオとトランプしたり、ゲームで対戦して遊んだ。


「キルアって魚ダメなんだねー?」


そうそう、キルアは魚を気持ち悪がるのだ。


人とか殺せるのにさ。


「だって、何か気持ち悪ぃじゃん!」


キルアがゴンに必死で反論してるけど、恥ずかしいのか、顔が少し赤い。


何だか、キルアっていつも冷静なクセにこういうことでむきになるからなんか可愛い…。


『ふふっ!』


「あ!名前まで笑うなよっ!!//」


『ごめん、ごめん。何か可笑しくってさ』


何時までも笑ってると、キルアにこずかれた。


『じゃあ、私そろそろ部屋に戻るね。もう遅いしさ。お休み、ゴン、キルア!』


やっと笑いを堪えることに成功した私はそう言った。


いつの間にか、もう23時を過ぎている。


私は、ニコリと笑って二人の頬にキスをする。


「「っ!!//」」


じゃあね〜、と手を振りながら二人と別れた。


 ドキドキ


《お風呂入らなきゃな〜。あ、同室の人誰だろう?》


〈(やっぱり俺、どうかしてる。名前の行動にいちいちドキドキしてる…//何でだろ)〉


〈ねぇキルア、名前ってやっぱり凄いよね。だって俺、名前の行動にドキドキしたりワクワクさせられるんだもん!〉


〈ゴンも?(なんだ、じゃあ可笑しくないのか)〉


〈うん。キルアも?〉


〈あぁ〉
 

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