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さて、二次試験が始まりました。


「私が二次試験の試験官のメンチで、こっちがブハラ。二次試験の課題は料理よ!」


メンチさんの話しを簡潔に言うと、お題の料理を作れとのこと。


ブハラさんが美味しいと認めたら、メンチさんがまた新たなお題を出して審査する、という方法だ。


「じゃあ俺のは、豚の丸焼き〜」


食材や器具に至っては、ほぼ揃っているが、肝心な豚を捕まえに行かなきゃいけない。


「なんだ。料理なんて言うから何するのかと思えば、豚の丸焼きかよ。楽勝〜」


キルアが呑気に豚を捕まえに行った。


楽勝に捕まえられる豚ならいいんだけど…。


『捕まえに行きますか』


私は、愛用のサバイバルナイフを取り出した。


ナイフは、小まめに磨いているため切れ味は抜群だ。
 

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