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町に着いたので、私は一度イルミと別れてショッピングしています。
昨日イルミの腕の中でぐっすり寝たからか、体調もかなりいい。
―プルルル…
あれ、電話だ。
店を物色していた私は携帯電話をポケットから出し、画面を見る。
相手はキルアだ。
【もしもし、名前!?お前、今度はどこに行ったんだよ!!】
何やらキルアは相当不機嫌なよう。
これはちゃんと居場所伝えたほうがいいかもしれない。
『今はどっかの町。少しの間キルアの家でお世話になることになったの。あ、何かお土産買って帰ろうか?』
ここに来た経緯とか全て話すと、キルアは大きなため息を吐いた。
【ならいいけどさ。いいか、イル兄には気をつけるんだぞ!…土産は、チョコロボ君よろしく。………早く帰ってこいよ、いいな?】
『うん。分かった。チョコロボ君ね、オーケー。じゃあ、またね』
【毎日メールか電話するから出ろよ!】
『ん、了解。私からもするね』
キルアを何とか宥めて電話を切る。
よし、買い物しよう。
ミルキは美少女戦隊萌えるん猫耳フィギュアにするとして、カルト君とゼノさんは何にしようか。
まあ、とりあえずいいものあったら買おう。
うん、そうしよう。
ゾル家訪問前日〈あれ、キルア名前との電話終わったの?名前はなんて?〉
〈ゴンの試合までには帰るって〉
〈今どこにいるの?〉
〈俺ん家〉
〈ええ!?そうなの!?…の割にはキルア機嫌いいね〉
〈まあ、イル兄といるってのは気に食わねーけど、毎日メールか電話する約束したから〉
〈(キルアってば進歩したなー…)そっか〉
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