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ヒソカが仕事に行ったため、私とイルミは飛行船に乗り込んだ。


『あ、イルミ。お土産買いたいから町に寄ってもらってもいい?』


キルアにごめん、当分会えないと思うけどゴンの試合には帰るねとメールをイルミの膝の上で打っていた私は、不意にカルト君との心の中での約束を思い出し、イルミに伺う。


イルミは運転手さんに、町で降りてと指示を出していたのでオーケーということだろう。


『ありがとう、イルミ』


「ん、いいよ」


頭を撫でられ、私は目を細める。


手に力が上手く入らず、キルアにメールを送信出来ないままイルミに身体を預けた。


「キルとメールするくらい仲いいの?」


『うん。基本毎日会ってる。あ、余計な虫とかついてないから安心して大丈夫だよ』


「…キルより名前につかないか心配なんだけど、キルがいるから大丈夫かな……?」


『何か言った?』


「別に。名前、町は明日には着くから今日は寝なよ。眠いんだろ?」


『うん。じゃあそうする』


イルミの腕の中で寝る体制に入る。


いつものことだからイルミは何も言わずに頭を撫でてくれた。
 

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