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結局、強引に連れ出された私は、キルアの提案によりカストロさんを一目見に行くことになった。
キルアの後を渋々ついて行く私。
もういいや。
こうなったらヒソカ戦も見てやる。
多分、私の嫌いな血が今日は特にたくさん出ると思うけど、キルアも居ることだし何とかなるよね、きっと。
「お、ここだな」
キルアがとある部屋を覗いたから、私もつられて覗く。
カストロさんは椅子に座っていて、こちらに気付いている様子はないけれど、あれは完璧に気付いてる。
「私に何か用かい?」
不意に背後から聞こえた声に、キルアはかなり驚いているけれど、カストロさんが私達の存在に気付いているだろうと思っていた私はあまり驚かなかった。
…それにしても、この人の能力は何だろう??
私もキルアも、椅子に座っているカストロさんから一度も目を離さなかったというのに。
考えられるのは瞬間移動かドッペルゲンガーの能力。
念で出来ないことはない。
私はカストロさんをじっくりと見る。
「200階闘志の名字名前とキルア君だね」
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