3

 
『ゴン、キルア。おはよ』


コンコンとドアをノックして中に入る。


中にはゴンとキルアがいて、燃の点をしていた。


「名前!どうしたんだよ、ベッドから抜け出して」


「おはよ、名前。後でそっちにいくつもりだったんだよ、キルア」


「おい、ゴン!余計なこと言うなよ!」


ポカッとキルアがゴンの頭を叩く。


それを見て、私はついついクスリと笑みが漏れてしまう。


『大人しく部屋で待ってたほうが良かった?暇だったから来たんだけど』


しょんぼりとしてみせると、キルアは慌ててそうじゃないけどと否定した。


キルアのその反応を見て私は、またクスリと笑う。


やっぱり和むな、この二人。


「ちょっ、名前何笑ってんだよ!!まさかお前、からかったな!?」


『ふふっ。キルアが可愛くってつい。ごめんね、怒った?』


クスクスと笑いながらもキルアの顔色を伺いつつ、そう尋ねると別にとそっぽを向かれた。


ありゃりゃ、拗ねちゃったか。
 

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