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朝食を食べ終えると、早速登録しようと言われカストロさんの試合の一週間後にやることになった。


早くないか…?と少々、いやかなり不満が残るが仕方ない。


毎日絶をしたりしているため、多分それくらいで怪我は治るだろうから。


『ヒソカ、ゴン達の所行ってるね』


「了解◆」


登録をし終えると、私はヒソカと別れてゴンの部屋へ向かった。


一応、チケットを買ってだ。


『おじさん、チケット頂戴。えっと…、四枚ね』


「はいよ。一枚18万だよ」


……一枚18万だと?


何てふざけた金額だと思いながらも仕方なく支払う。


『ねえ、おじさん。この試合、そんなに価値あるの?』


被っていた帽子を更に深く被り、チケットを販売していたおじさんに問う。


「そりゃあ、ヒソカから申し込んだらしいからな。それに相手はあの名前だ。18万以上の価値はあるな」


『ふーん。そう。チケット、ありがとね』


興奮気味に話しだしたおじさんによると、私とヒソカの試合はかなり期待されてるみたいだ。


いい勝負になるだろう、と言ってくれたおじさんには悪いけど、私じゃヒソカに勝てないよ。


ヒソカは色んな意味で規格外だからね。


(それにしても、チケット販売するの早いよね。登録してからまだ2時間以内だよ?)
 

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