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備え付けのキッチンで洗い物を終えた私は、手伝ってくれた二人と一緒にソファーに向かい合って座った。
『そういえばさ、二人は何で私のところに来たの?何か用事だった?』
今更とも言える疑問を二人に問い掛けると、二人も今思い出したのか、あっという顔をしている。
「名前さ、カーテン閉めきってるのって、やっぱり高いところ嫌いだからなのか?」
キルアが窓のカーテンを指して言う。
私の部屋は常にカーテンが閉まっていて、人工的な光が明々と照らしている。
『うん。今のところ、窓が部屋くらいにしかないから平気なんだけどね』
まあ、実際よくここが高い場所だって忘れてるし。
思い出したら怖くなるんだけど、窓が少ないのがせめてもの救いかな。
あんまり思い出さないし、それに私の身長だと窓が高くてほとんど見えないからね。
『………で?本題はそれじゃないでしょ?』
キルアの隣でそわそわしているゴンを見て、分かりやすいなあとクスリと笑う。
ゴンはずいっと顔を私に近づけて、興奮気味に口を開いた。
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