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レオリオと別れて数分、野生の勘が働いたのか、クラピカとゴンがレオリオの所へ行くといいだした。
「…やっぱり俺、レオリオの所に行くよ」
「なら私も行こう。お前達はどうする?」
クラピカとゴン。
二人が居るなら私が行く必要もないし、後ろからつけて、観察するのもいいと思ったけど、銀髪の子が居るから無理か。
仕方ない、銀髪の子を探るとしよう。
『私はこのまま行くね。私が居ると足手まといになっちゃいそうだし』
「俺もこのまま行くぜ?他人の心配してられっかよ」
…言うと思った。
「分かった。じゃあ私達は行ってくる」
『うん。…気をつけてね。何があるか分からないし』
「うん。行ってきます!」
二人に手を振った。
人が良すぎるのも考えものだ。
私は銀髪の男の子と再び走り出した。
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