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ククルーマウンテンをバスで下りる。
帰り道、ミケの頭を撫でると四人が息を呑んだのが面白かった。
ミケが私のことを食べるとでも思ったのかな。
「じゃあ私は行くよ」
当然これからも一緒にいると思っていた私はクラピカの言葉に驚いた。
理由を尋ねれば、彼は本格的に蜘蛛を捜し出すつもりらしい。
そして、レオリオもまた自分の目標であった医者になるための勉強を始めるらしい。
「んじゃ、9月1日ヨークシンで!」
ヨークシンで再び会うことを約束し、私達は二人の後ろ姿を見送った。
「名前はどうする?これから何か予定とかある?」
ぼーっと二人の後ろ姿を見ていると、こっちはこっちで天空闘技場に行くことが決まっているようだ。
正直二人に着いて行きたいが、ヒソカにはキルアと話すことしか伝えていないし、ろくにお礼も言わずにイルミと別れた。
イルミもヒソカも蜘蛛絡みだろうと予想はついている。
『ヒソカに何も言ってないからヒソカに会いに行くよ』
「マジ?名前とも離れちまうのかよ」
「まあまあ、キルア。…じゃあ名前、またヨークシンでね」
若干駄々をこねるキルアだったが、二人とも快く見送ってくれた。
私は二人に手を振って歩き出す。
二人が見えなくなったところで携帯を取り出し、ヒソカにメールを送る。
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