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相変わらず執事室は広い。


廊下まで空調がいき届いてるってすごいよね。


『何かゴンの声が聞こえる』


「ホントだ。早く行こうぜ!」


ゴンの声が聞こえた途端更に走るスピードを上げたキルア。


キルアはゴンに会うということに夢中で聞こえてないんだろうけど、ゴトーさんのキルア愛には若干引いた。


だって、ゴトーさんがキルアへの愛について語ってるんだもん、本気で。


ゾルディック家どうなってんの。


キルア愛な人多いよ。


いや、まあその気持ち分かるけど。


前を走っていたキルアがバンッ、と勢いよく扉を開けた。


「ゴン!クラピカとついでにリオレオも」


四人でじゃれあうキルアは凄く輝いてる。


「名前も来てたんだ!」


ゴンが私の元に走り寄って、満面の笑みを浮かべた。


キルアと同じ位ボロボロなのは触れないでおこう。


『うん。ゴン、クラピカ、レオリオも久しぶりだね!』


「ああ、久しぶりだな名前。元気そうで何よりだ」


クラピカはにこりと笑って微笑む。


「おう、久しぶり!…にしてもよ、その格好はどうしたんだ?」


レオリオはにっ、と笑ったかと思うと私の服を凝視した。


そう言えばゴスロリのままだ。


クラピカ、ゴン、キルアも気になってたと言い、答えを促す。


『キキョウさんに着せられたんだけど…、変かな?』


苦笑いでそう尋ねると、三人は直ぐに似合ってると言ってくれる。


キルアは何か、唸ってる。


「えっと、その…、スカートのがいいんじゃねぇの?」


やっと口を開いたらそっぽを向いてしまった。


褒めてる?照れてる?


『ありがと!じゃあ普段はスカートにするね』


女の子としてズボンばっかりってのもどうかと思うし、皆がスカートのがいいって褒めてくれたからそうしよう。
 

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