※ただぐだぐだ会話してるだけ。途中ちょっと下品。



もぐもぐとお母さん特製のお弁当を咀嚼する。
空は憎らしい程晴れ渡っていて、日焼け止めを忘れた自分に呆れつつも、細くもなく太くもない足を投げ出していた。


「こんなところにいたのか」

「あ、委員長だ。何しに来たの?」

「仮病を使って早弁する生徒を連れ戻しに来た」

「あ、仮病ってバレてたんだ?」

「さっきの自習の間、ずっとぺちゃくちゃ喋ってた奴が体調悪い訳ないだろ」

「いや、分かんないよ?もしかしたら急に生理来てお腹が…!とかなるかもしれないじゃん」

「…そういう話は控えて欲しいのだが」


そう言った委員長の顔は真っ赤で、目も泳いでいた。
生理っていう言葉だけなのに過剰反応し過ぎだろ。ピュアボーイか!


「とにかく!さっさと授業に戻るぞ!お前を連れて行かなかったら俺まで欠席扱いされるだろう」

「いや、私はハゲの授業受けたくないし、委員長一人で戻りなよ」

「駄目だ!サボりの生徒は見逃せない。それにみょうじ!お前生徒会室から勝手に屋上の鍵を盗んだだろう!屋上は立ち入り禁止だぞ!反省文を書いてもらうからな!」

「いやいや、盗んだなんて人聞きの悪いこと言わないでよ。あれはトサカ丸が持って来てくれたんだってば」

「内通者がいた、だと…?」

「それにこの屋上、生徒会の皆も結構使ってるよ?ささ美ちゃんや毛倡妓先輩や氷麗とはよく5限サボって女子会するし、首無先輩と勉強会する時もここだし、青先輩と黒先輩も何かあったらすぐここに呼んでくれるし…」

「なっ、なら今までの生理痛も全てサボりの口実だったのか…!」

「いや、生理ネタ引き摺り過ぎでしょ」

「えぇい!何にせよ、クラス委員としてクラスメイトの非行は見逃せない…!」

「あ、そういやリクオくんもよくここでサボってるよ」

「か、会長まで…!?」

生徒会長、リクオくんまでもがサボってると言う事実に、委員長は頭を抱えている。
この学校、色んなところが適当だからあんまり細かいところ気にしてないのになぁ…。

気にしてるのは目の前にいる堅物委員長、黒羽丸くらいなのに。


「あ、あと15分でハゲの授業終わるわー」

「何!?それなら早く教室に戻らねば…!」

「もういいじゃん、1時間くらい。勉強以外にも大切なことはいっぱいあるよ?」

「それっぽいことを言って言い包めるのは止めろ!」


委員長はついに私の首根っこを掴んだ。そしてそのままずるずると入り口まで引き摺る。…仮にも女子を引き摺るなんて、どうだろう。


「あ、」

「…どうしたんだ?」


見て、と言って目の前に広がる青空の一点を指差す。
そこにはくっきりと一筋のラインが伸びている。


「飛行機雲、残ってるから明日は雨だね。屋上来れないや」

「明日も来るつもりだったのか」

「ね、委員長…明日は真面目に受けるからさ、今日だけ!お願い!」


拝むように両手を合わせて懇願すると、委員長はふっと笑った。


「今日だけだからな」

「やったー!ありがとう委員長!」

「これからはサボるなよ!」

「分かってるって!…あ、委員長、膝枕してよ!」

「調子に乗るな!」



(こういうのって、普通女子がやるものじゃないのか?)

(…委員長のムッツリ)


* * *

久しぶりに書いたらこんなしょうもない話という。
他のキャラの年齢は適当。



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