氷乃ちゃんが書いて下さりました!
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※いおちゃんがかいてくださった共演小説の実恋視点です
※"となりびと"の世界に"花開院家長女っ!"の花開院伽宵ちゃんがトリップ!
今日は帰りに牛乳買わないとなぁ、なんて主婦みたいなことを考えるあたしの目の前には、一枚の紙切れ。
その紙切れを握り、誰もいない部室でひとり、つっこむ。
(何これぇぇぇ…!)
その紙切れというのがもちろん普通ではなく、お札のようなものだった。
全く読めない字がつらつらと書かれていて、なんだか恐ろしかった。
「(誰だよ、こんなお札をあたしのロッカーに入れたの…許さん!)」
ぺらっとめくると、裏には携帯のような絵の画面部分に綺麗な書体でこう書かれていた。
「"もうすぐ会えるよ"?」
えっと…これは何かのおまじないですか。
それとも―――。
「実恋ちゃん、おはよー!…?どうかしたの??」
「ち、ちちち千代ちゃん!何でもないよ!!おはよう!!!!(今日も可愛いね!)」
「そう?」
「うん!グラウンド行こっか!」
咄嗟にお札を自分のスクバにしまって、誤魔化した。
なんだか言ってはいけない気がして…
(千代ちゃん、ごめん!)
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