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行っくよー!
カキーン!
オーライオーライ!

どこかで、賑やかな声が聞こえる…。
野球、みたい…。
えぇなぁ…うちも青春したかっt「フギャアアア!!」
「うわっ」

誰かにおもいっきり踏まれて、悲鳴を上げながら目を開ければ、目の前には茶髪の少年が尻餅をついている。
あれ、この人某クソレフトに似てる……。

「何だ何だ?」
「また球落としたのかよ!?」

そう言いながら集まってくる人たち。
ちょっとタンマ、ほんまにそっくりさんばっかやねんけど!

「みんなー!どうかしたの?」

少年たちが不審者を見るが如くうちをじろじろ見ていると、そこに二人の女の子がやってきた。
これまた千代ちゃんそっくりな子と、そしてもう一人が…

「実恋ちゃん!?」
「え?」
「何だよ、実恋の知り合いかよー」
「え、いやあの…」

ちょちょちょ、マジで!?
もしかしてうちは俗に言うトリップというやつを経験しちゃってる感じですか!?
しかも憧れのとなりびとの世界に!?ktkr!

 


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