【設定面倒な女の子二人のトリップ設定】

すっごい特殊と言うか、設定面倒なNARUTOの女の子二人のトリップ話。
シカマル好きの私としては、メインの相手をシカマルだと言い張りたい。
で、もう一人の子の相手がナルトってことで・・・

で、まずこの話のナルトはスレ設定。
簡単に言えば、幼い頃から九尾封印されてるせいで里中から酷い仕打ちを受けていたナルトは物心つくのとほぼ同時にその才能を余す事無く開花。
むしろ開花させてないと生き抜けない状況だった。
九尾に家族を殺されたと恨む人間は沢山いて、三代目火影に保護されてはいたがその目を盗んで命の危険を感じた事は一度や二度なんて可愛いもんじゃない。
そんな中育ったもんだから、気付けばナルトは完全にスレてる状態。
降りかかる火の粉は全力で払うべく身につけた実力は九尾の影響もあって桁違い。
やられたら、てかやられる前に殺るがモットー。
趣味は禁術書の解読と、新術の開発なんていう可愛げもない子に成長。
おまけに気付けば暗部総隊長。
変化して20代前半にぐらいになってるけど、実際はまだアカデミーにも通ってないような幼い子供。
そんな子供が人殺しを平気でするとか三代目火影いたく傷心。
でも暗部に入ると言った時も「止めるなら里を抜ける」とか言い出すナルトにそれ以上何も言えず・・・
実力的にもナルトの方が既に上になっていて、強制的に止めることも出来ずにただ見守ることしか出来ない自分を不甲斐無いとか思ってる三代目。
でもナルトも里の中で唯一自分を本気で心配してくれているのは三代目火影だけっていう事は知ってる。
しかし残念ながら只今反抗期真っ只中状態なので口は悪いは態度も悪い。
それでも一応三代目火影の言葉は耳に入れるくらいはする。


そんなナルトは、表向きは馬鹿で明るい子って事で通してアカデミーにも通ってる。
その方が周りが油断して動き易いため。
下手に実力があると警戒されて命狙われたんじゃ、負けるつもりは一切無いがただたんに相手が面倒。
そんなナルトの裏の顔を知ってるのは里内でも数名。
三代目火影に自来也様、綱手様と後シカマル。

シカマルも幼い頃から周りと違って頭の回転がよく、自分が他の奴らと違うって事も認識出来てた。
だから周りに溶け込むように生きてたけど、アカデミーでナルトと出会いナルトも自分と同属だと気付いてしまった。
しかもその気付いた事をナルトに気付かれちゃって、それからは鬼のような修行を受けらされて気付けば暗部総副隊長に・・・
暗部内でも総隊長の恐ろしさは身を凍らせる程で、ぶっちゃけそんな人の副とか苦労の塊。
たまにあるやつあたりとか本当に勘弁してほしい・・・
でもナルトの生きてきた環境と言うか、苦しみは知っているので頑張ってるシカマル。


はい、そんな設定の元始まるお話・・・


まずトリップしてくるのはナルトがお相手の莉緒ちゃん。
天真爛漫で、ちょっと天然も入ってて、何よりナルト大好きな女の子。
どれくらいナルトを好きかって聞かれたら「世界で一番愛してる」って真顔かつ本気で即答するぐらいで、とにかくナルト至上主義。
トリップ前は高校生だったけど、背が低く歳相応に見られたためしがない。
そんな莉緒ちゃんは、ある日気付けば薄暗い部屋の中・・・
右見ても左見てもよく分からない本や巻物っぽいものが積まれてるだけ。
「えっ?何処ここ?」何て思っていたところに後ろから首元に当てられるクナイ。
何をしている、何処の里の人間だ、何の目的でここまで来た、と問われるものの答えられない。
むしろ私の方が教えてほしいと涙目の莉緒ちゃん。
そんな莉緒ちゃんの様子に後ろから舌打ち一つ。
ついでにクナイにも力入って、首にピリッとした痛み。
分かった、後ろの人がスッゴク本気なのは十分分かった。
でもこの状況は私にもわかんないんだもん、仕方ないじゃないとますます涙目の莉緒ちゃん。
それでも何か言わないと確実にこの場で殺されると、自分がここに来る前までの事を一生懸命思い出して伝え始めます。
すると何をどう思ったのか首元からクナイが消えて、変わりに今度は俵担ぎされる莉緒ちゃん。
「うえぇっえ?!」て驚いて、そこで始めて相手の顔を見ると狐面。
しかもその格好はまさにNARUTOの暗部のそれ・・・
「えぇぇぇぇっ?!」なんて混乱状態に陥る莉緒ちゃんを他所に、「煩い」って一言言って相手の男はそのまま窓から飛び降りちゃって、物凄い速さでどこかに移動し始めます。
もう声も出ないほどの恐怖。
ジェットコースターとか目じゃないくらいの恐ろしさに、莉緒ちゃん必死に相手にしがみ付きます。
落とされたら堪ったもんじゃない。

はい、そんな恐怖に晒されつつ辿り着いたのは火影の元。
もう三代目火影を見た瞬間、莉緒ちゃんポカン・・・
完全に脳内停止状態。
再起動に多大な時間を有します状態。
そんな莉緒ちゃんも放っておいて、狐面の男は火影に向かって「 失敗した 」と一言・・・
話をまとめると、この狐面の男は時間があれば新術の開発を行なっているらしい。
そして今まさに取組んでいるのが時空間忍術の応用。
四代目火影が残した資料を元に改良を加えて昨日実行してみたが、その時は2度程試したものの何の変化も無し。
1度目は座標軸の固定が不安定だったとか、2度目はその点を修正したものの何の兆候もなかったとか・・・
でも時間差で実は成功していたと言うか、いやでも人間なんて引っ張り出すつもりは毛頭無かったみたいだからやっぱり失敗?
とにかく、その術の影響で莉緒ちゃんどうやらNARUTOの世界にトリップしてしまったらしい。

「うわ〜嬉し過ぎるよどうしよう」なんて思う莉緒ちゃんの横では、三代目火影と狐面男の話し合いが続きます。
さてどうする、言ってしまえば偶然呼び寄せたようなものだからすぐに元の世界に戻すってのは不可能。
でも異世界から来た人間なんて他里に情報が漏れれば悪用されるに決まってる、なら保護するしかないなってことで一応話し合い終了。
こちら側のミスに巻き込んだ形になるので、なるべく要望があれば聞こうという三代目火影の言葉に莉緒ちゃん即答!


「私、ナルトと一緒に住みたいです!!!」


驚く三代目火影と、心底嫌そうなオーラを出す狐面男。
はい、分かっているとは思いますがこの狐面男がナルトの変化後の姿です。
何で俺がこんなガキと一緒に住まないといけねーんだよと心の中で盛大に舌打し、即行却下を下します。
しかしそこはナルト愛の莉緒ちゃん。
そう簡単には引きません。


「嫌だ、ナルトと一緒じゃないと住まない」

「ふざけんな、絶対に反対だ」

「要望があれば聞いてくれるって言ったじゃないですか!
他はどうでもいいんでナルトと一緒に暮らしたい」

「ダメだ、認めない。
そもそもなんであんな九尾のガキに拘るんだ」

「九尾のガキとか言わないで下さい!
ナルトはナルトです!」



莉緒ちゃんの真剣な様子に今度こそナルトも驚きます。
意味わかんねー、自分から厄介事に首突っ込む気かよこの女って思いつつもどこか心情複雑。
そんなナルトの小さな変化に気付いたのか、三代目火影は莉緒ちゃんの要望を呑む事に・・・
途端ナルトから非難轟々ですが、「任務じゃ」とか言われたらいちおう頷くしかない。
ちなみにこの莉緒ちゃん、まったく忍術使えません。
他里から莉緒ちゃんを守る事がその日からナルトの新しい任務に加わりました。



で、そこから始まるナルトと莉緒ちゃんの生活。
始めは莉緒ちゃん、ナルトの裏の顔に気付きません。
原作通りの明るくて真っ直ぐな子だって印象。
でも年齢を聞くと10歳。
まだ原作始まる前なんだ〜とか思ったり、ナルトの可愛さにニコニコしたりの日々。
一方ナルトは始終ニコニコ笑顔で接してくる莉緒ちゃんにどう対応するべきか判断に迷う日々。
今まで他人からこうも好意前面に押し出されたことがないので戸惑い気味。
しかも年齢聞くと16とか答える莉緒ちゃん。
いやどう見ても11か12ぐらいだ・・・ってばよ」っと思わず素で返しそうになるほどビックリ。
「えー酷いなぁナルト!確かに歳相応に見られたこと無いけど、いくらなんでもそこまでは・・・・・って何か若返ってない私?!」ってな感じで莉緒ちゃんちょっとだけ退化してたりとしてるけどまぁ大きな問題じゃないとスルーとかしちゃう子。
そんな変に大雑把な子だけど、里の大人がナルトに嫌な態度を取るのは我慢できない様子・・・
買い物に行った際、アカデミー帰りのナルトが九尾に恨み持つ奴らに囲まれてるの見るともう後先考えず助けに入ろうとする子。
普段アカデミーとか影分身に行かせてるナルトは、もちろん莉緒ちゃんを狐面姿で止めます。
それでも必死な様子の莉緒ちゃんに、ナルトの中にも少しずつ変化が現れたりとか・・・

まぁそんな感じで少しずつ距離を縮めていきますが、ナルトとしては莉緒ちゃんに大きな隠し事があるので壁がある感じ。
暗部の総隊長とか知られたら、さすがにこいつでもビビッって今までどおりに接してくることもなくなるんだろうな〜とかぼんやり思っちゃったり・・・
でもそこはもうお約束でバレちゃいます!
ん〜〜莉緒ちゃんが他里の忍びに傷つけられそうになって、怒りから思わずナルトの姿のまま始末しちゃったりとか?
で、すぐに後悔。
何やってんだ俺、よりにもよってこいつの前で・・・とか思っちゃうけど、そこはナルト愛の莉緒ちゃん。
ナルトのそんな心情を他所に、まずはナルトの怪我の有無を確認。
明らかにお亡くなりになってる奴がその辺に転がってるのに、とにかくナルトの怪我の有無が優先。
そして無いと分かると一安心。
おまけに「スレナルだったんだね〜。ビックリした!でもカッコイイ!!!」とか言っちゃうしまつ・・・
うん、まぁそんなこんなでうまくいけば良いよこの二人。

でもこのナルト、非常に独占欲が激しいと言うか依存的
周りを信用出来ないような環境で育ったため、他人に対して非常に警戒心が強い。
でも一度懐に入れちゃうともう手放せないって感じ。
莉緒ちゃんなんて誰がどう見てもナルト一筋、他の男なんて眼中に無いって感じなのにそれでも不安。
不安通り越して周りに対してイライラ。
イライラで済めばまだいいけど、殺気立ったりするとか本当に勘弁してほしい・・・
主にその被害者は表と裏の事情を知ってる三代目火影とシカマルだったり。



でもある日、九尾に恨み持つ人間がナルトと一緒に住んでる莉緒ちゃんにまで手を出そうとしてマジ切れ。
しかもそれが任務終わって部下引き連れて帰ってる最中だったから、シカマル以外の人間訳が分からない。
「えっ?何で総隊長があの女をわざわざ?」って感じ。
しかも泣く莉緒ちゃんが「うぅっ、怖かったよナルト〜」とか言っちゃって唖然。
「・・・えっ?総隊長の正体って、えっ?!」状態。
さすがに誤魔化しが効かなそうな状況にシカマル一人頭抱えます。
でも当のナルトはアッサリ開き直って暴露。
「俺の正体はあのうずまきナルトだ。異論がある奴はすればいいし、出て行きたい奴は出て行け。納得した上で、それでもついて来たい奴だけついて来ればいい」とか実にアッサリ。
しかしさすがにこれはヤバイんじゃないかと心配するシカマルですが、その心配は杞憂に終わります。
第一に忍の基準は強さ。
特に生死が関わる事が多い暗部においては、まさに強さは絶対的な価値観になってます。
その点に置いて言えば、現総隊長であるナルト以上の者はいない。
正体が誰であれ皆それぞれ尊敬の念を感じているわけで、始めこそ途惑いが広がるものの皆受け入れる事に。
って、そもそも総隊長の恐ろしさは既に骨身に沁みているので異論とかあるはずがない。
どちらかと言うと「あっあの総隊長に人間の恋人が?!馬鹿なっ!!!」っていう動揺の方が広がってます。
しかも莉緒ちゃんどこからどう見ても一般人。
「何であんな普通そうな子があの総隊長と一緒にいて生きていけるんだ?」とか「あの総隊長にも人並みの感情があったんだな・・・愛情とか、うわヤベッ、想像つかねぇ・・・」とか思われているに違いない。
はい、そんな感じでめでたく(?)暗部の者にも認められ、莉緒ちゃんもたまにですが暗部の詰所に顔を出すようになります。
その際、ナルトに抱きついたりしてる莉緒ちゃんを見ると皆心臓がドキドキって言うかバクバク、ヒヤヒヤ。
「うわっ、総隊長にあんな事他の人間がしようものならその瞬間あの世行きだ・・・」とか顔面蒼白もの・・・
でもナルトが(信じられないし、恐ろしい事にも)莉緒ちゃんの事をちゃんと大切に思っている事がわかった暗部の皆。
だから皆、自然と莉緒ちゃんを守るのを心掛けます。
別に総隊長であるナルトから何か言われたわけではありません。
皆自主的に、自分達の保身のためです。
莉緒ちゃんに万が一の事が、いや傷一つついてもあの総隊長ならブチ切れる。
それこそ里の危機で、俺らの命の危機だってことで皆一致団結。
でも近付き過ぎないように、間違っても仲良くならないようにってのにも注意。
万が一己の事を莉緒ちゃんの口から総隊長の耳へと入ればきっと、いや絶対にクナイの的にされる。
それぐらいナルトは嫉妬深いし、束縛感もある。
現にナルトはアカデミー卒業と同時に三代目火影を脅す勢いで、てか完全に脅迫して莉緒ちゃんと結婚すると思う。
心も体も、傍から見た関係も全て自分に繋ぎとめておきたいって感じ。
それでもきっとナルトは少しの事で不安を感じてイライラしてたりすると思う。


はい、そんな設定の元でやっと始まる麻衣ちゃんのお話・・・


原作通り三代目火影がお亡くなりになり、五代目火影として里に戻ってきた綱手様。
その綱手様と共にやって来たのが麻衣ちゃんです。
実はえ〜っともうこの時点では約2年くらい前になるのかな?
莉緒ちゃんがトリップして来た頃に、実は麻衣ちゃんもNARUTOの世界にトリップしてました。
ナルトがあの日行なった術は2回。
その一度目の、座標軸が定まってなかった方の術で来ちゃったのが麻衣ちゃんです。
でも着いた先は木の葉とは全然違う場所。
元の世界では20歳だった麻衣ちゃんは、気付けばその当時のナルト達と同じ10歳くらいにまで退化してトリップしてました。
「何これ、冗談でしょ、勘弁してよ」とか途方にくれていた麻衣ちゃんが出会ったのが綱手様。
会った瞬間、「えっ?!ここNARUTOの世界?!」って驚きます。
しかしシカマル好きの麻衣ちゃんとしては是非とも木の葉に行きたい。
どうにか事情を説明して、綱手様に信じてはもらったけれど木の葉までには随分と距離があるらしい。
しかも見た目子供でも中身は成人してる麻衣ちゃん。
一応年下であろうシカマルの少しでも役に立ちたい守りたいという想いがあります。
しかしそれを聞いた綱手様は困り顔。
そして綱手様から聞いた話に麻衣ちゃんも唖然。
「えっ?スレですか?スレナル、スレシカ設定なんですか?」状態。
でも麻衣ちゃんそこで諦めません。
相手にそれだけ力があるなら、自分だってそれをサポートできるくらいの力をつければいいんだと綱手様に頼み込んで弟子入り。
莉緒ちゃんと違ってチャクラ量半端なかった麻衣ちゃんは綱手様の想像を超える勢いで成長。
医療忍術は綱手様が知る内で一番だと言わせるほどには成長すると思います。
体術とかその他の忍術も2年の間に思いっきり実力つけます。
そして元の世界での年齢ぐらいの姿に変化して麻衣ちゃんは綱手様と一緒に木の葉へ・・・

しかしいざ目の前にしてみたナルトは想像以上。
三代目火影が亡くなった事に少なからず荒れていたナルトは、シカマルでも手が付けれないような状態・・・
任務はこなすけれど、周りへの配慮が無い。
イライラする時やつあたりのように投げるクナイに容赦が無い。
そのせいで怪我する部下なんかもいたりして、でもナルトに言わせればこれくらい避けれない方が悪いとか・・・
これには綱手様も呆れ顔。
麻衣ちゃんにいたっては怒りすら感じるくらい。
元の世界では別にナルトも好きだった。
でもやっぱり一番はシカマルで、そのシカマルはナルトのフォローに疲れ顔。
そういうの抜きで考えても、今のナルトは無茶過ぎる!って事で麻衣ちゃん暗部に入る事を決意。
ナルトとシカマルが暗部だって聞いた時から入りたいとは思っていたけど、新たに決意。
いやもう、総隊長であるナルトに喧嘩売る勢いの麻衣ちゃん。
そんな麻衣ちゃんは、綱手様の推薦って形でナルト達の前へ・・・
「何でこんな時期に新人なんて入れねーといけねぇんだよ?何考えてやがんだ綱手のババア・・・」とか思ってるナルト。
そのため暗部に入る前に力量を見るって時もナルトは容赦がありません。
一応行なわれる面接の時ももの凄いスピードでクナイが飛んできます。
でもそこは2年も修行を頑張った麻衣ちゃん。
表情も変えずにクナイを避けて平然と受け答えを続けます。
ナルトはナルトで殺すまでは行かなくても怪我ぐらいはさせて追い返すつもりだったのに、アッサリと避けられて苛立ちます。
でもそんな事顔には出さずにこちらも平然と面接を続けます。
しかしクナイの本数は増えるし早さも上がる・・・
麻衣ちゃんは麻衣ちゃんでそんなナルトに怒りを募らせつつも意地でも飛んでくるクナイの事には触れずに面接を続けます。
右に左に体を傾けては避け、時には受け止めたり弾き返したり・・・
そんな状態でも行なわれているのはあくまでも面接。
周りが顔面蒼白で見ていようとも行なわれているのは面接。


「得意分野は?」

「医療忍術ですね」

「お前みたいなのが任務で人を殺せんのか?」

「敵に情けは無用ですから」

「・・・綱手からは暗部での医療の核にって話だが?」

「それだけしか出来ないわけではありませんので」

「なら、俺からの任務は遂行出来る自信がある、ってことだな?」

「不安でしたら一度その目でご覧になってはどうですか?」

「いつどうなるかわからねー所だぞ?」

「分かってますし、その上での志願です」

「・・・なら、俺が言えば死ぬ覚悟もあるってことだな?」

「は?そんなものはありませんよ」

「お前、死ぬ覚悟も無いのに暗部に入りたいってか?」

「いえ、私が言うのは、何故総隊長の都合で死なないといけないかって事ですよ。
この木の葉の里のためならいくらでも命はかけます。
でもそれもただ命を投げ捨てるつもりはありません。
・・・私がしてるのは、生きて守り抜く覚悟です


麻衣ちゃんのズバズバした答えにシカマルは内心いつナルトがキレて暴れださないかとヒヤヒヤ。
でもナルトはイライラしつつも、その最後の麻衣ちゃんの覚悟は嫌いじゃないと思います。
そしてその後行なわれた実力を見る戦闘でも問題ない麻衣ちゃんは無事暗部へ・・・
でもそこからも二人の衝突は続きます。

いちおう暗部の医療面を担当する事になった麻衣ちゃんは、当然皆の怪我や体調面なんかも気にします。
しかし総隊長自ら怪我人を増やす事も・・・


「だからあれぐれー避けれない方が悪いんだよ」

「書類整理してる部下にいきなりクナイ飛ばす方も悪いんじゃないんですか?」

「修行だ修行」

「修行の段階でこんな大怪我させる必要がどこにあるんですか?
そもそもですね、総隊長が引き連れて任務に向かった際も何度瀕死者出してることか!」


もうお互いイライラ。
ナルトは今までにここまで自分に面と文句言ってくる奴がいなかったし、腹いせに攻撃しても防がれるからイライラ。
麻衣ちゃんはここまでナルトが傍若無人だとは思ってもいなかったし、あまりヒートアップしていくと周りに今度は被害が出るためイライラ。
何かもう犬猿の仲状態。
そんな二人を止める事も出来ない周りは、ただただ目に付かないように過ごす日々です。



そんな麻衣ちゃんは常に20代に変化している状態。
本当の姿や麻衣ちゃんがトリップして来たって事を知ってるのも綱手様のみ。
麻衣ちゃんもまさかナルトの術によって自分がトリップしたなんて思いもしなかったので言うつもりもない。
いや、会う前は言う必要があるかとも思ってたけど、あんな人に自分の事情を話すのは何か弱み見せるみたいで嫌だと思い直したり・・・
はい、とにかくそんな麻衣ちゃんはある日里内で莉緒ちゃんに出会います。
もうこれは本当に偶然。
お買い物中とかでいいと思う。
何か莉緒ちゃんが困ってるところを助けたとかで仲良くなるといい。
基本暗部の皆は裏で莉緒ちゃん自身にも気付かれないように助けてるから、表立ってはよほどの状況じゃない限り出てこない。
それもこれもナルトの嫉妬の的にならないためです。

あっ、ちなみにトリップ前には麻衣ちゃんと莉緒ちゃんお互い面識無し。
ほんと何の関係も無い二人がたまたまナルトの術によってトリップしてしまったという・・・
で、偶然仲良くなって話すうちに莉緒ちゃんがナルトの奥さんって事を知る麻衣ちゃん。
もうビックリ。
「あの傍若無人なナルトに嫁?!」って感じ。
「そもそもナルトってサクラちゃんが好きなんじゃないの?いやでもここスレ設定だもんね、そりゃないか・・・」状態。
でも莉緒ちゃんどこからどう見ても天然さん。
あのナルトと一緒で大丈夫なのかと普通に心配になる。
でも話を聞いていくうちに、莉緒ちゃんが本当にナルト大好きっ子で、ナルトにもちゃんと大切にされているんだと分かった麻衣ちゃんは意外だな〜なんて思ったり・・・
その後もこの二人普通に仲良しでたまに会ってはお茶とかするようになると思う。
でも麻衣ちゃんが莉緒ちゃんと一緒にいる事を知ったナルトはイライラ。
むしろ莉緒ちゃんが麻衣ちゃんに懐いてるのが気に喰わない。
麻衣ちゃんは女相手に妬く意味がわからないとげんなりして呆れたり、逆に莉緒ちゃん引き合いに出してその場を収めたり・・・



はい、そんな麻衣ちゃんですがシカマルとはうまく関係を築けていけてます。
まず自分の仕事が無い時は、総副隊長であるシカマルの仕事をサポート。
シカマルに回ってくる仕事は頭を使うようなものが多く、暗号の解読とか書類整理とかあとは雑務とかも・・・
ナルトだってそういった事やれば出来るし早いのに、基本そういうのは嫌いなので自然とシカマルがやる破目になってる。
そういうお手伝いとか出来ると思うな。
あとは、麻衣ちゃんは今まで暗部内で誰もなしえなかったナルトへの苦言を呈するって事が出来ます。
無意味なやつあたりをシカマルや他の部下にしようものなら即行麻衣ちゃんの静止が入るので幾分か暗部内も平穏になったかな〜っと・・・
はい、そんな感じで一緒にいる時間が多くなっていく二人は苦労とか分かち合ううちに徐々に距離が縮まっていくと思います。
もともと麻衣ちゃんはシカマルが好き。
シカマルもナルトを九尾とか恐れの対象として見ずに一人の人間として扱ってる麻衣ちゃんに好意的。
始めこそ麻衣ちゃんのナルトに対する態度にギョッとしたけど、それだって特別視してないってことですし、見ようによっては弟を叱り付ける姉のように見えなくも、無い・・・
うん、普通に惹かれあっていけばいいよこの二人。

でも麻衣ちゃんにはシカマルに秘密にしてる事があるので、後一歩が踏み出せない。
別の世界から来た事や、今の姿が変化した姿だとか時が経てば経つほど言い出しにくい。
シカマルの方は、ナルトが正体をバラした直後辺りに暗部内では正体をバラしてる。
だから麻衣ちゃんは総副隊長=シカマルってのは知ってるけど、シカマルは麻衣ちゃんの事何も知らない。
でもたぶんお互い相手が自分の事をどう思ってるかはなんとなく分かってる感じ。



で、ある日。
二人共徹夜で暗号解読の作業をしてクタクタ状態。
もう半ば意識朦朧、今なら何処でだって寝れるぜ状態の二人。
やっと終わったっていう開放感か、最近の微妙な二人の距離感のせいか・・・
うん、どっちからって訳じゃないけどもう流れでキスとかしちゃえばいいと思う。
でもすぐに正気に戻る二人。
シカマルはもうその場で麻衣ちゃんに好きだって言うと思う。
でも麻衣ちゃんは素直に頷けない。
そこで、もし自分の話を聞いてそれでも気持ちが変わらなければって感じで、話そうと決めます・・・
でもいざ言うとなると反応が怖くて言葉が出てこない。
結局その場では何か邪魔が入ってそれっきりに・・・
しかもそれ以降任務で擦れ違ってばかりでなかなか時間が取れず、決心は鈍る一方です。
でもそこで麻衣ちゃん、莉緒ちゃんと久しぶりに会って思い直す事に。
莉緒ちゃんは麻衣ちゃんから見て驚くほど真っ直ぐ。
ナルトが好きだって気持ちを隠すことも無く、逆にすごくそれが誇らしそう。
九尾の事をよく思ってない里内で、それでもナルトが好きだ愛してると公言してる莉緒ちゃんに麻衣ちゃんすっごく励まされると思う。
で、シカマルに全部言おうと決心したところで何か起こればいいと思うな!(えっ?)

ん〜他里の忍が莉緒ちゃんを襲いに来たりとか?
しかもちょうどナルトとシカマルが任務で里を離れてる時を狙って来たとかね。
もちろん麻衣ちゃんは莉緒ちゃんを守ります。
でも数が多いし、外からも中からも出入できない結界みたいなものを張られて応援も呼べない。
連日の任務でチャクラの消費は激しかったし、莉緒ちゃんを庇って負った傷がけっこう深い。
それでも麻衣ちゃん、半ば意地で莉緒ちゃんを守り抜いて敵も倒します。
でも最後の一人の命がけの術に巻き込まれて大怪我を負うとか。
やっと解けた結界に、知らせを受けて急いで戻ってきたナルトとシカマルも駆けつけます。
でも麻衣ちゃん凄い大怪我。
すぐに綱手様を呼ぶようナルトが指示を出しますが、その間も意識朦朧。
あぁこれはヤバイ、さすがに死ぬかもしれないと思うと、麻衣ちゃんどうしてもシカマルに好きって伝えたい。
で、伝え終わったところで変化が解けちゃったりね!

まぁ変化解けた所で麻衣ちゃんは見た目ナルト達と同じ歳だし、そもそも莉緒ちゃんが既にトリップして来てる人間だから簡単に受け入れてもらえると思うよ!
怪我は綱手様に頑張って治してもらおう。
はい、それでようやく麻衣ちゃんもシカマルとうまくいくということで!


え〜っと、あとはこの四人の関係性を適当に・・・


ナルトから見た莉緒ちゃんは、誰にも渡したくない存在。
自分がいなければ生きていけなくなればいいのにとか思ってそう。
そしてシカマルの事は何だかんだで信用していればいい ̄q ̄
口や態度には出さないけど、一番信用できる部下はシカマルで間違いないよ。
んで麻衣ちゃんの事は、普段はうるせーなぁとか思ってるけど莉緒ちゃんを命がけで守ってくれた件も含め認めてはいる。
でも普段はやっぱり言い合いばっかりしてるけど、これも遠慮ない関係と言えなくもない?

で、次に莉緒ちゃんから見たナルトは唯一の愛する人。
暗部総隊長だろうと何だろうと変わらない。
ナルトが無事ならそれでいいって感じのナルト至上主義者。
でもナルトの自分に向ける行き過ぎた感がある想いには気付けてない・・・
そんな莉緒ちゃんから見たシカマルは、ナルトの事支えてくれてたらいいな〜って感じの人。
こう自分の支えてあげられない部分をしてくれる存在とか?
で、麻衣ちゃんは簡単に言うと姉みたいな存在。
自分にとっても、ナルトにとってもそうだと思ってたらいい。
無茶するナルトを叱って止めてくれるとか?
うん、たぶんそんな感じ!

そしてシカマルから見たナルトは、実力はあるけど精神面にちょっと不安があって密かに心配する相手。
周りに溶け込むように生活していた自分に(半強制的ながらも)身を守る術とかを教えてくれた存在であり、その辺においては感謝もしてる。
だから自分に出来る最大限のフォローとかはしてやりたいとも思ってる。
そして莉緒ちゃんはの事はナルトの嫁、これに限る。
恐い物知らずと言うか、あのナルトの心の中に入り込んだ凄いやつとか思ってはいる。
でも天然ゆえにナルトの嫉妬とかに気付かなくて周りを巻き込むのだけはどうにかしてほしいとか思ってたらいいな!
んで麻衣ちゃんの事ですが、一緒にいてラクというか落ち着ける相手。
精神年齢は成人してる麻衣ちゃんですからね、話のレベルとか合うからラク。
まぁ普段のナルトに対する態度にはヒヤヒヤさせられる事はありますが、他の面に関しては言う事無いと思うよ!

で、麻衣ちゃんから見たナルトですが、一言で言うと手のかかる餓鬼状態。
実力あるの知ってる、九尾のせいでどんな環境下で育ったのかも知ってる。
でも私の前で怪我人出すとか言語道断ですからって感じ。
その辺がもう少し落ち着けばいいのにな〜とか一応は心配っぽいのもしてる。
んで、莉緒ちゃんは可愛い妹的存在。
ナルトに大切にされてるのは分かってるけど、莉緒ちゃんの真っ直ぐさを知っているだけにもう少し信用して余裕持てばいいのにとかナルトには思ってる。
時間が空いた時には一緒に買い物とかお茶とかする仲良しさんです。
で、シカマルは支えてあげたい存在。
暗部での苦労を目の当たりにしてからは特にそう思ってます。
お互い察するのが得意なので、1言えば10伝わる感じ。
傍から見れば長年連れ添った夫婦のようです。


はい、そんな4人ですが表から見ればまた別に見えます。


まずナルトは明るくてちょっとドジな下忍。
意外性ナンバーワンの忍で、アカデミー卒業とほぼ同時に2歳上の莉緒ちゃんとまさかの結婚。
若いながらも仲の良い夫婦です。
その証拠に、ナルトは莉緒ちゃんに関してはたまに「えっ?お前下忍だったよな?」って動きをする事もありますが愛ゆえ。
莉緒ちゃんと軽い気持ちで話し込んでたりしたら、「えっ?何これ殺気?つーかなんかお前すげー迫力じゃね?」って雰囲気の時もありますがこれも愛ゆえ。

一方莉緒ちゃんはナルトが大好きな女の子。
三代目火影に保護されて里にやって来た当初からナルトしか目に入ってない状態。
恥じも何も無くナルトが大好きだと公言。
そんな莉緒ちゃんに手を出そうとした奴は、何故か事前にその姿を数日消すとかそんな噂があったりなかったり・・・

シカマルは面倒臭がりなのに、何故か色々と面倒事を押し付けられがちな中忍。
でも何だかんだで頭良いし要領も良いので結局はこなしちゃう。
最近は綱手様が保護して里に来たらしい同い年の麻衣ちゃんといい雰囲気のように見える。
でもお互い落ち着いてる性格のためか恋人とか新婚みたいな甘さは無く、ちょっと熟年夫婦領域に突入してるみたい・・・

一方麻衣ちゃんは自分の本当の正体がバレてからは表でも変化前の姿で過ごし始めたりします。
とりあえずお仕事は忍具の売り子みたいな?
12歳の割にはしっかりとした子で、いつの間にかシカマルと仲良し。
あと莉緒ちゃんとも仲良し。
傍から見るとどちらがお姉さんかか分からないわね状態。
気遣いが出来て面倒見のいい子。
でも何故かナルトだけは毎回麻衣ちゃんに対してどこか引き攣った態度で接してたりとか・・・





はい、そんな設定だけ面倒で甘さって何?状態のNARUTOトリップ話。
ただ管理人がスレナルに怯まずにバシバシ物を言うシカマルヒロイン話を妄想したかっただけです( ̄▽ ̄)
ちなみに管理人のナルト知識は原作とアニメをザッと見た程度!
ペイン侵攻の辺りまで見ただけなんで、基本的に暗部とかの設定が間違ってても無視するしかない(おいっ!)



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