トリップ×ショッピング
あれは大変でしたね。私、カサナには不思議な事が起こったのです。
確か、ハンター試験を受けて休憩の時かな?
『なんか…頭痛い。』
クラ「頭が悪いではないのか?カサナ。」
『違うよ!それに私だって頭は良い方ですぅ!』
なんか……やばい。
誰か助け……。
クラ「カサナ!」
最後に聞こえたのはこの声。
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俺はルイ。って何で自己紹介なんてしてんだろ。
「ん?なんだろ」
何故か俺の前に落ちてきた女の子がいる。誰ですか?
『…カサナ。』
話したよね、心の中読んだよね。やめよう?……俺知らないよ??聞いてないよ??
『っん……クラピカは?クラピカァァァァァァ!』
Σえ!?何があったんだろう…。
『と、ごめんなさい。あなたの名前は?』
教えても良いのですか、神様。
「俺はルイ、とりあえずよろしくお願いします。ついでに今みんなと買い物してるんだけど…」
『え??買い物…!?じゃあキルア達は?』
「まぁ、いるけど。」
『よし、会いに行こう!!』
「……は?」
なんなんだこの子は…
せっかく本をたくさん買おうとしたのに…
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『キルア!キルア!』
今更だけど、どうしてこの子は俺の目の前に来たんだ…キルアの事を知っている…別のハンターの世界にいるのか?あまり考えられない。じゃあ俺みたく実はハンターの世界にトリップしちゃった☆とかかな?いやいやいや、絶対に違う…。だったら俺が分からないわけがない…多分。
『あ!キルア!』
キ「よぉ、カサナじゃん!なんでここにいるんだ?」
『分からないけど…まぁ急に!!』
キル「はぁ!?今オレ、ゴンと大食いのチケット買ってんだけど…」
『私はそんな食べれないから今日はルイちゃんといたいなぁ!』
「俺は良いけど」
『じゃあまた会おうねー!』
女の子と買い物か、久しぶりだなぁ…いつもゴン達としか行かなかったし……。
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「…どこに行くの?」
『そりゃあもちろん!…クレープ二個?』
「いや、ちょっと待って!」
大食いじゃないっていってたよね
『じゃあいいや、違うところにしよう!』
「……本屋がいい。」
『良いよ!』
パァァ
『(なんかキラキラ光ってるよ……)行こっか。』
「ああ!」
『……なんか変わった。』
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『さすがルイちゃん、難しそうな本読んでるよなぁ』
「いやいや、そっちこそ」
ホラー小説読んで、なんか血がたくさんあるよ。やめようよ。
『ルイちゃん、さっきからどうしたの?ずっとあのおじいさんのことなんか見て』
「見てないから、カサナの本読んでてなんであの人になるわけ?」
『え…違ったんだね。ごめんね』
「いや、良いけど。」
不思議な子だな。
『……私が元の世界に戻ったらルイちゃんの事忘れるのかなぁ』
「…」
なんで今言った?
『なんかこの本に"僕がいなくなったら君はこの事を忘れているだろう"って書いてあったから』
「…そうなんだ」
なんて言えば良かったんだろう、なんで本気で考えてるんだろう。その小説になんでシリアスみたいなのが書いてあるわけ?疑問ばっかなんですけど!!
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こうして私達はいろんな事をした。
『最後にお揃いの…を買おう!!』
「何にするか決まってないんだ。」
『うーん…じゃあアンパン○ンのストラップ』
「いや、駄目でしょ、イヤだよア○パンマンのストラップ」
『そうだ!ストラップにしよう!』
「良いよ」
アン○ンマンじゃないよね
『これは?』
「いや、そっちよりこっちの今が限定のストラップの方が…」
ルイちゃんが指差した限定ストラップは2つあった。
『ルイちゃんセンスいいね。それにしよう!あ、でも色が2つ共違うねー』
「俺は紫が良いな」
『じゃあ私は黄色で』
外に出たらもう夕方だった。意外と早いなぁなんて…
『ルイちゃん!すごく楽しかったね。』
「そうだね、楽しかったよ」
まぁカサナがホラー小説を買ってて驚いたけど。
『もうそろそろ…じゃなくて、キルア達に言わなきゃ』
"バイバイ"って
キル「買い物終わったのか?それにしてもびっくりだぜ、お前ら2人が仲が良いなんてな、ゴン。」
ゴン「確かにそうだねー結構オレもびっくりしたよ?」
『「初対面です」』
「「嘘ぅ」」
□■□■□■□
『……ん…』
さっきのは夢?
クラ「なんなんだお前は、急に倒れたと思ったらいなくなったんだ。」
『じゃあさっきのは本当だったんだ!ねぇクラピカ、ルイちゃんの事知ってる?』
クラ「知らないが…頭大丈夫か??」
『ううん、なんでもない。』
私の片手にルイちゃんと買った、あのストラップがありました。
〜〜〜〜〜
まずは、唄音様わたしの無茶ぶりリクエストに応じていただき本当にありがとうございました!
えへへ、カサナちゃんとショッピングした私の夢主を今すぐ締め殺……いえ、その前に返り討ちにされそうだから遠慮させていただきます。
素敵な作品ありがとうございます。
これからもどうか仲良くしていただけると嬉しいです。
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