2011 | ナノ





大体、お前はよ、俺の大好物の銀時丼を馬鹿にするくせに、お前はお前で練乳ぶちまけるとか矛盾してっだろ。いや、確かに太古の昔から炭水化物と甘い物は合うよ!?合うけどさ、なんでよりによって練乳なわけ?いくら甘いもの好きな銀さんでも無理なものってあるわけ。いいじゃねぇか、銀時丼で。いちご牛乳で。命より大切なんだって。え?あたしは大切じゃないの?ってか。そう、そうだよな、でもそれとこれとはまた別であり、食べ物とお前は別なんだよ。そりゃお前が居なきゃ銀さん生きてけねーよ?だって俺、お前にベタ惚れだもん。一生離したくないし、ぶっちゃけ外にも出したくねぇ、監禁したいくらい愛しちゃってんの。そこわかってる?あーあー、お前はわかっちゃいねぇんだろな。銀さんの腹ン中で渦巻いてる黒いモノ。総一郎君とか目じゃないからね、ほんと。ああ、でも、お前がオカズなら俺糖分止めれそうだ。いや、無理か。お前自体が糖分だから。なんだって?バカップルみてぇだ?上等だコノヤロー!それくらい俺にとってはお前の存在が大切なんですぅー!もう、むしろ俺に此処まで想いを吐露させたお前って最恐。






「もう、纏わりつかないでよ」




スーパーのカートを押す名前の背後にベッタリとくっついていると眉間を寄せて俺を見る。いいねぇ、その顔も。なんて言えるはずもなく、練乳×10を取りに行かされる俺。あ、ずらずらと言い分並べたけど、直接彼女に言う気はない。だって、俺の彼女超怖いもん。





誰がチューブの練乳取ってこいって言った!!



(太ん……あだぁぁぁぁ!)







100208




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