それ、もう一回言って
らしくないことを言ってしまったと後悔したが、時すでに遅し。瞳を大きく見開いた臨也は、言葉の意味を理解して腹を抱えた。耳障りな笑い声に俺が眉を顰めてもお構いなしだ。俺がフードを掴み上げた瞬間、声を顰めて奴は囁く。
「それ、もう一回言って」
甘えるような声色に、フードを掴んだ手が震えた。
ホーム
/
目次
/
ページトップ
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -