深縹の海へ
ごぼごぼ。ごぼごぼ。
昏く深い海は深く広がっていて、際限がない。まるで底なし沼に落ちていくような錯覚に囚われて、意識が揺らぎーーー唐突に覚醒した。
「大丈夫?」
開けた視界の先でやさしく微笑んだ、焦がれてやまない貴方と一緒に行けたならどんなに良かっただろう。あの果てしない深縹の海へと。
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