辿り着く場所
冷たい水の中から身を起こすと、迷いなく伸ばされた手がおれを引っ張り上げた。燃えるような夕陽を受けて赤銅色に輝く金髪が眩しい。おれが目を細めると、彼は呆れたように頬を摘んだ。
「還ってきて早々、情けない顔だな」
そう言われても言い返す気にはなれない。
結局おれは、お前に辿り着くんだから。
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