curse



何もかもを見透かしたように微笑むのが嫌いだった。いやに綺麗な顔でじっと見つめられるだけで居心地が悪かった。顔に似合わない低い声で名前を呼ばれるたびに心臓が変なふうに跳ねた。近くにいるとそれだけで胸が苦しかった。いつだってあいつは俺を苦しめた。それはあいつが存在だけで俺にとっての呪いだったからだ。




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