無題



静かな寝息だけが聴こえる。まるで時が止まったかのように静謐な空間の中、彼は僕の隣で眠っていた。その表情はとても穏やかで、闘いの中で見せる荒々しくも勇ましい表情とは遠くかけ離れている。そんな彼を見詰めながら、本当に時が止まってしまえばいいのにと僕は呪詛のように呟いた。




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