ありがとう



「ユーリのほしいものって、なあに?」

ねえおしえて、と精一杯背伸びをしながらグレタは言う。おれは彼女を抱き上げて、耳元に唇を寄せた。グレタ、おれはもう貰ってるんだよ。だけど彼女は不思議そうに首を傾げる。おれのちいさなお姫様、きみがいるだけでおれは幸せなんだから。




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