しっかりなさい
ゆっくりと顔を上げた幼馴染があまりにも情けない顔をしていて、彼女は気を削がれてしまった。大きな背を丸めて座り込む様は実に嘆かわしい。そんなことをするぐらいならその身長をわたくしに少しでも分けなさい。溜息交じりにそう言うと、彼は目を細めて眉を下げた。
ああ、なんとも情けない顔だこと。
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