飴玉/罪/飛びこむ



まるで飴玉を転がすように、彼は甘い言葉を舌に乗せては吐き出す。しかし奥に孕ませた毒々しさを隠す気はないらしい。俺の咎を優しい言葉で責めながら、彼は俺の頬に指を這わせる。彼の言葉が全て偽りであるとは分かっていた。それでも、今の俺には彼の掌に飛び込む以外選択肢など残されてはいない。




ホーム / 目次 / ページトップ



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -