Judgment that was too sweet



水面の揺らぎに目を奪われて硬直したおれを、彼は見逃してはくれなかった。故郷が恋しいか、と問う彼はあくまで無表情だ。それなのに湖底を思わせるエメラルドグリーンは翳りを帯びている。分かっているんだ、ヴォルフラム。おれが安易に選びすぎたんだ。だから頼むよ、お前がそんな顔をしないでくれ。




ホーム / 目次 / ページトップ



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -