境界線 side.Y



彼のエメラルドグリーンの瞳に射抜かれるたび、おれの心臓は締め付けられる。お前の気持ちは痛いほど分かってる。だけどこの線は越えられない。越えちゃいけないんだ。うつくしい金の睫毛を震わせて俯いた彼から、おれはそっと目を逸らす。ごめんな、ヴォルフラム。お前の気持ちには応えられないよ。




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