眩暈/花びら/盗む



目眩がするほどの衝動に突き動かされ、気付けば彼を抱き締めていた。驚きに目を見開いている彼の表情に罪悪感が込み上げるが、身体を離すことはできなかった。視界の端で舞い踊る、この花びらのように自由奔放な彼の心をこのまま盗んでしまうことができればいいのに。




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