壮大な家族喧嘩
2016/03/21 10:03

毎週日曜日、鉄血を震えながら観てます。恐怖で(^^;
恐怖で震えたりもそうなんですが、ビスケットが死んだ時に考えたんですが。

私、リアルタイム(話が現在進行中)でキャラをあんなにちゃんと殺せるのかな…と。
あんなに周りのキャラにとって、影響ある殺しかたできるかな、と。

作中でいいキャラが死ぬってドラマチックだけど、安心できない、理想のハッピーエンドはもうないと思う。


そんなことを思いつつ、作業を進めているわけですが、今ヒロインの服に悩んでいます。この服、どこかで…と思ったら、七つの〜の王女様に似ていました。シルエットが似てる。
実は色つきで描いたことがないヒロイン。
だから想像しにくくなってるのかも。



あとここからは妄想です。あ、いや、いつも妄想です←

主人公のウィルは自分の両親を嫌悪しているんですが、父親との仲は本当に改善されない。
父親は父親で、自分もちゃんと扱ってもらったわけじゃないので、ウィルへの接し方がわからず、さらには自身も持っていた「呪われた血を与えた親」という恨みをウィルも抱く(実際そう)と考え、近づけなかった。
ウィル母は息子大好き。旦那も大好き。

この話の中では、魔術師のもとは魔族(今は敵対)で、魔族の血が入ってるから魔術が使える。つまり、優秀な魔術師の素質を持っているやつは魔族に近い。
ウィルも父親も魔族に近い。

そんな男と結婚したために母方の親(今のところ母親のみ考えてる。由緒ある魔女)も男のことを嫌悪、さらにはウィル(孫)までその男の血を引いているからと嫌われている。
これは後に解消。


ウィルは父親と共闘することになり辛くも勝利。しかし、ウィルが血を流しすぎ瀕死、父親もなんとか動ける状態で助けを待ってたらウィルが死んでしまうという状態に。
そこで父親はウィルに自分の血と、足りないと判断して敵(魔族)の血を与える。

ウィルはなんとか一命をとりとめるも、父親の死にショックを受けてしまう。
仲間やオリビアに慰められ、「強くなりたい」と心から思うきっかけになるが、やっぱりショックをぬぐいきれない時にオリビアが外に出ようと誘ったりします。
そこで次々と仲間が服とか貸してくれようとするけど、個性が強すぎてまとめられねぇってなる(笑)
でも、みんなの気づかいに感謝して、シュークリームを買って帰ります。

以下いきなり始まる会話。

ウィル「これ」
母「あら、シュークリーム」
ウィル「…父さん、よく買ってきてたよね。シュークリーム。」
母「そうだね。」
ウィル「俺、シュークリーム大嫌いだった。(大嫌いな人間が持ってくるものだから)でも、今思うと、父さんなりの気づかいだったんだろうな」

父親が何故シュークリームを買うかというと、買ってもらった子どもが嬉しそうにしてたから、そして妻が好きだから、この人の子どもだから好きに違いないと思ってた。


父親との溝は埋められつつも、父親の判断がウィルをより難しい状況へと向かわせます。
ウィルの父親は魔術師界でもよく思われていなかったのですが、それは彼の血、魔族に近い血故。戦闘力としては重宝されるが、近くにいてほしくないみたいな。魔族に近い血故に、コントロールできなくなって怪物化し、暴走してしまうかもと周りは危惧、そして本人も。

ウィルは敵の手に落ちて暴走するんですが、父親がかけた魔術にも守られ(だから自分一人の血では足りなかった)、仲間の助けもあり、助かる。



オリビアについて。
オリビアは能力の低い魔術師で、8人兄弟の4番目、次女。能力は低い、戦闘力にすらならないが、"変身"の魔術の手練れ。
下の弟妹を励ましたり、上の兄姉の仲介役になるときに使っていた。道化のように振る舞うことで家族をつないでいた。
世の中は魔術師排除の動きがあり、オリビア一家もその例に漏れず、下の弟とオリビア以外は処刑。
オリビアは自分が上から守られてきたこともあり、「姉として弟たちを守らなければ」と思うんですが、オリビアより魔術の才があった弟に守られ、弟も死亡。そのあと、ウィルの両親(オリビアの両親と仲が良かった)に助けられる。

自分の力を家族の証、絆の象徴のように思っている。

オリビアがウィルに対して、面倒見がいいのはウィルの両親に助けられたことに加え、ウィルをその弟に投影させてるから。
ブラコンというより、自責の念。
性格が少し似てて、不馴れな環境にいるウィルを面倒見てやろうという姉的な部分。
だんだんウィルが成長(みずからコミュニケーションとったりとか←)していくのを見て、いいことのはずなのにちょっと苦しい自分に気づく。そして、ウィルの中に弟を見てた自分に気づいてしまう。
どこかで自分は弟の死を受け入れきれてなかった、みたいな。

何かの任務でオリビアがピンチのとこにウィルが助けに来て、うわ言でオリビアが弟に話しかけるんですが、ウィルはそのとき弟のふりをしてあげる(別の場面でそういう嘘をつくとこを見てる)…と思う。


「ああ、やっぱり、似てないや。
あの子なら、寝言は寝て言えって言うなぁ。

強くなったね、強くなったんだね、

ありがとう、ウィル」


寝言は寝て言えは以前のウィルなら言っていた。
そして、これ以降、オリビアはウィルを"対等"に見ていくようになる。


このぐらいしないと2人に恋愛感情とか芽生えないだろうなと思いました。
もうこうして見てると、壮大な家族喧嘩とその修復みたいに見えてきた←








prev | next






comment


prev | next





comment form

Name

E-mail

URL

Massage

PASS



Master only?






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -