語り継ぐ
2015/08/23 21:15



ジブ○の美術もやっておられる(れた?)男鹿和雄さんの展覧会に行ってきました。

女優吉永小百合さんが原爆詩などの朗読をされていて、そのCDなどの挿し絵を描いておられるのが男鹿さん。
今回はその展覧会なので、ジブ○はありませんでした。

展示自体は1時間あれば見れてしまうくらいですが、原爆に関する詩が痛く鋭くぐっと刺さりました。
泣きながら見てましたが、人が少なくてよかった(笑)


男鹿さんのスケッチに、植物や素材の名前、いろんなメモがありました。
自分も背景の植物とかこだわってますが、ここまで熱心に繊細にはできてなくて、本当にすごいなと感動しました。
知らなければただの背景なんだけど、ここまで考えてつくられているから、感動するんだよなぁ…

本当にまだまだだ、私は。



今年は戦後70年ということもあり、テレビでもたくさん戦争のことが流れました。
どの話も聞くに耐える、辛くて、苦しい。
目を背けてはいけないと知っていても、それでも、進んで観て聞くということはできないでいます。


詩の中に「夜叉になって、おまえたちを殺した憎いものを殺しにいきたい」という内容のものがあったけど、すごく刺さりました。(けど、鳩を飛ばす、と続きます。)

まったく汚れのないものが私は苦手。
過ち、怒り、苦しみ、憎み、絶望し、それでもまっとうに生きようとする人間にぐっとくる。
自分のそういう感情をコントロールするって本当にキツいことだと思うので。
抑えなければ人間でなくなってしまいそうで、抑えれば自分を壊してしまうかもしれなくて。



ミスチルのライブでもそうだったけど、戦争をしないで、そういう武力で人を傷つけないで、暮らしていくために何ができるんだろう。
天災はどうにもできないけど、戦争はどうにかできるって思うから。

なんとなく日本は天災が多いから、戦争しないのかなって、しないでいようって思えるんじゃないかなって思いました。
どんなに武力で強くなったって、人間は自然の一部で、天災にはかなわない。でもかなわなくても、助け合って生きようとする。
自然への畏怖というのか、そういうものがあるからかな、と思います。

自然の脅威があるからこそ、恵みもあって、日本は奪わないでいい状況にあったというのもあるのだろうけど。

私の個人的見解でした(^^;



最近考えてるんですが、
誰が言ったか忘れたけれど、
「船乗りを育てたければ、航海の仕方ではなく、海の素晴らしさを教えよ」
うろ覚えですが、そんな言葉を聞いたことがあります。
自然でも、人間でも、素敵だなと思うものを無下にしようとは思わないもんね。
思いやり、尊敬、そんな感情がお互いにとって大事なんじゃないかと思います。

そんな素晴らしさ、感動を大事にしたい。


行動しなきゃ、私ダラダラしてるわ←





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