夢を見る人
2015/07/08 23:10
率直な感想を言うと、普通。
とりたてて何か言うことはないかな。
メッセージ性の強い映画だったので、メッセージには感動するけど、話がよかったかというと別に…(^^;
トゥモローランドという天才たちがつくった別空間があり、そこは"未来"のような世界で、乗り物、建物…何もかもが進んでいて、人と見分けがつかないほどのロボットたちがいるわけです。
主人公はアテナという少女によって少年時代にそこへ招かれたフランク、今は悲観的でちょっと気難しい大人になってしまった男と楽観的、いいこと悪いこと含め行動派、賢いがそれゆえにちょっと周りからういてるケイシーという少女。
2人に共通しているのはめちゃくちゃ頭が良くて、夢があって、あきらめないこと。
フランクは一度あきらめてしまうんですが、ケイシーの登場によって、またあきらめずに戦いだす感じです。
メッセージとしては、地球が大変なのに誰もそれを救おうとは考えない、行動しない、そしてそれを変えられるのは"夢を見る人"、そしてあきらめない人だ…というとこかな。
ケイシーは確かにポジション的には大事だったんだろうけど、これといって決定的な場面に欠けてたなーって印象…
仕事したっちゃしたけど、彼女がいなければ始まらないけど、それ以上にアテナが大きかったのかしら…
観てる方と同様に状況についていけてなかった感じがしました。
彼女がどういう人物かというのはすごくわかりやすくて、彼女の不満にも共感できます。
学校の先生たちは地球がどれだけ危ない状況にあるかとても危機感を持って、さも緊急事態だというように教えてくれても、救う方法は誰も教えてくれない、答えてくれない。
ケイシーは「その問題を解決するにはどうしたらいいの?」という人物でした。
それ以外は端から見ると、理解をえがたい子だなとは思いました。
フランクは11歳で背負って飛ぶジェット機のようなものを開発するんですが、それを品評会に持っていって、「それは世界に貢献できる?高尚な理由は?」と聞かれるんですが、この時の彼の答えが素敵。
「子どもが空を飛ぶ。それを見た人たちは思うでしょう、全て可能だ、と。世界はもっとよくなる。」
アテナに好意を寄せていた彼はアテナがロボットと知ってショックを受け、さらにはトゥモローランドから追放されて、少年時代の純粋さはどこへやらという大人に。
アテナはどことなくオードリーを思わせる雰囲気で、私にはピー○ーパンの女の子(ウェンディ?)にも見えた。
地球にトゥモローランドを救う可能性のある人を探しに来てるロボット。
最後はフランクとのわだかまりもとけ、むしろ彼女が世界を救ったといっても過言ではない。しかも命をはって。
彼女がフランクに積年の思いを打ち明けるシーンなんかは感動しました。
話に私がついていけなかっただけかもですが…
フランク(おじさん状態)が何かを誰かに向かって話している。その横から女の子のちゃちゃが入る。(この時点でなんかよくわからん)
↓
フランク(少年時代)万博に自分の発明を持っていく、アテナに出会う
↓
トゥモローランドへ
↓
最初の場面に戻る。フランクとケイシーのどっちが話すかというもめ事
↓
ケイシーの話。学校生活。
ロケットの解体作業を妨害、捕まる。
↓
アテナがバッジ(トゥモローランドへの通行証みたいなもん)をこっそり置いていく
↓
バッジの力でトゥモローランドへ。
しかし、けっこうすぐ追い出される。
↓
バッジについて調べる。
明らかに人間とは思えないやつらに襲われる。その最中アテナに助けられる。
↓
何を質問しても答えがわかるわけじゃない。
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フランクの家へ。
トゥモローランドからのロボットたちの襲撃。
↓
フランク、ケイシー、アテナ、3人で逃亡。
↓
一旦パリへ。
エッフェル塔からロケット発射。
↓
トゥモローランド。様子が違う…
↓
世界の滅亡とそのカウントダウンを知り、阻止しようとする。
↓
爆弾の使い方がわからないケイシー。結局失敗。
↓
アテナの積年の思いとアテナによって滅亡の根元になってるもの?が破壊される。
↓
フランクとケイシーによって、夢を見る人たちが招待されるようになる。
↓
エンディングの最後、手とバッジ。
モニターというものがあって、過去や未来を見ることができるんですが、そこに地球滅亡の未来が映される。
それが"洗脳"云々の話だったんですが…
この辺がよくわからなかったです…
けっこう大事なとこが私わかってない←
メッセージはわかりやすくて、素敵だなと思ったんですが、この世界観ならもっとやりようがあったのかな…と思わんでもない。
メッセージ性の強い作品って観た者の頭にに訴えてくるけど、心には響かないとこがあるというか…
そのへんが難しいなと思いました。
観てる間はとにかく夢中になるんだけど、見終わってふとした瞬間によみがえってくる、「ああ、そういうことか」って。
それが私の理想だなぁ。
ああ、今作ってる漫画が…(汗)
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