*夢主がかなり腐ってます
*今更ながら、キャラ崩壊が激しいかもしれません
「よっ、デンジ!」
「なんだ、ただのオーバか。」
「なんか傷つく言い方だな!!」
今日もジムに挑戦者は来ない。
それに特にやる気の無かった俺は、シルベの灯台でライチュウ達と街を眺めていた。
そしたら、このクソウザイアフロがやってきた。
またお前か、的な感じで視線を移せば、ここ最近コイツと一緒にやってくるヤツの姿が見えない。
「・・・アイツは?」
「ナマエのことか? それなら、ほら。あそこにいるぜ。」
あそこ、という時に灯台の下を指差すオーバ。
そのまま目線をずらせば、一人の少女が目に入った。
「デンジー!俺だー!!結婚してくれー!!!」
なんか大声で叫んでいるが、聞かなかったことにしよう。
最近、このオーバと一緒に俺に会いに来る変な女、ナマエ。
彼女は自分を異世界からやってきた、と名乗っている。
なんでもオーバが空から降ってくる彼女を見つけたらしくて。
それを見捨てられなかったお人よしアフロは、そのまま自分の家で保護?しているとの話だ。
あからさまに嘘だろうと俺は考えたが、このアフロは嘘をつく輩ではない。
それに彼女の思考は尋常ではない。
平たく言えば、彼女の思考にはついていけない。(何がオデンだ!)
「デンジさん!! 私の愛の告白聞いてくれました!?」
現実から目を背けて思考の渦に浸っていると、いつの間にかこちらにきたナマエが満面の笑みを浮かべて俺の目の前に立っていた。
「スマン。耳が遠くて聞こえなかった。」
「ええー。 ショックかも・・・」
「俺には聞こえたぜ!」
「アフロには聞いてない。」
ナマエ辛辣な言い方にアフロノックダウン。
いつの間にかボールから出てきたアイツのブースターに心配されてやんの。
「今日も強い人、来てないんですかー?」
そんなアフロをスルーして、俺のライチュウと軽くじゃれながら彼女は聞いてきた。
「あぁ。」
「ライチュウ達も暇だねー。」
「ライ、ライ!」
ライチュウのまるでその通り!、と言わんばかりの返事だ。
退屈してるのは俺も同じだが。
「まぁ、その内来ますよ。デンジさんを痺れさせてくれるような人が。」
相変わらずライチュウと戯れながらアイツは言う。
小さく、私じゃないのが残念だけど、と零していたが、これも聞かなかったとこにしよう。
「そんなヤツいるのかねぇ。」
ポツリ、ポツリ、と来る挑戦者は皆そろって手ごたえがなくて。
そんなヤツラばかり相手にしてるからか、今の俺には情熱が足りないらしい(アフロ情報)
「来ますよ。絶対。私は無気力なデンジさんも好きですけど。」
「・・・その根拠は?」
後半の部分を華麗にスルーして、彼女に問い掛ける。
えっ。私としては、後半が大切なんですけどォォォ!?、なんて言ってるが、これもスルーだ。
しばらくして後半の発言は諦めたのか、アイツは答えてくれた。
「んー、女の勘?」
「あっそ。」
なんだ。そんなものか。
それじゃ、イマイチ信憑性に欠けるな。
「しいていうなら、神様のお導き?」
「はい、はい。」
コイツは俺が納得するまで適当なことを言ってくるだろうから、とりあえず流す。
俺に情熱を取り戻させてくれるような人が来るのかは、以前わからない。
でもコイツが絶対、といってるのだから、少しなら信じていいのかもな、と思い始めてる俺がいる。
「ぶっちゃけ私としては、デンジさんとオーバさんのにゃんにゃんが見られれば、それで満足なんですけどね。」
「なんで俺とデンジなんだよ!!!」
復活したらしい、アフロのタイミングの良い突っ込み。
これにはGJ、オーバ!と褒め称えたい。
「オデンはヲトメの夢だからです!!」
やっぱり、前言撤回。
コイツの絶対、はあまり信用できなさそうだ。
こんなワケのわからないヤツが気にかかるだなんて、俺は自分がわからなくなってきたらしい。
頼むから黙って、ただ愛させてくれ
(そっち方面な発言をもう少し控えてくれれば・・・、)
∵なんか色々とすみません・・・。題名はジョン・ダン様の有名な恋の格言(?)から取らせて頂きました。