その手を許すなと呼ぶ
純真を焦がした夜明け
涙に包まれた眠りの中
花唄に焦がれる純情で
終幕に生きろと叫んだ
その奇跡は手にあらず
無情を呼ぶ純真の叫び
歌わない花を眠らせて
果てなき唄を手向ける
その双眸を愛していた

満月が孤独にした夜
無垢に与えられた罪
淀んだ激情の引き金
愛しい唇が紡ぐ憎悪
偽りの言葉でもいい
無情に囁いていく風
愛してる、それだけ

手を握りあった明日はうつくしかろうと盲目を信じて私はいきます。

泣いて集めた花殻をきみは今も持っている。
「どうして持っているのかって?それはね、忘れたくないものがあるからなんだ。枯れた花に夢を持たせて希望を繋ぐ、そんな行為は愚かしくも愛しくも感じるね」
わたしの手にあった花殻はもう咲かない夢の刻印を残した。

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