狂気に縋るわたしたち
殺してしまいたい信愛
手酷く裏切るのですね
暗く閉ざした瞼の幻想
少女は神様となりえず
人になりたかった少年
赦された罪を赦さない
嘘は香り花は愛を紡ぐ
清純を犯していく柘榴
さあ、殺しておしまい
裏切る為に裏切る手を
愛に溺れて漆黒は香る
罪から逃げ出した慟哭
愛しくも哀しくも憎い
真実は銃口に晒されて
優しく君をいかすから
その罪の名は愛でした
優しく逝けよ、と切なく笑った声は、
(憎い、愛しい。だから、憎い)
救いなどいらない
掬うは闇と絶望に犯された最期の優しい記憶だけでいい
お持ち帰り
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