文仙、留伊前提の百合伊仙 目の前にあるバカでかい実二つ改め目測Fサイズの乳に、仙蔵は先ほどからずっと目を奪われていた。 次にある実技体育のために体操着に着替えていたのだが、今はそれどころではない。 以前から大きい大きいとは思っていたが、まさかこれほどとは……。そっと自身の胸に手を当ててみて、その薄っぺらさに溜め息がでた。 昔からコンプレックスを感じていたこの胸に何もしてこなかったわけではない。バストアップ体操はもちろん、迷信とさえされている胸を揉むという行為までした。(相手がいなかったので自分で揉んだのだが)それでもちっとも変わらない胸に諦めつつあった。 だが、こんなもの見せられては。 もう一度いさ子の胸に視線を移せば、既に体操着の下に隠れている。うっすらと見えるピンクのブラが憎らしい。 「仙子、着替えないの?」 いつまでも下着姿のままの仙子を不思議に思ったらしい言葉に、慌てて持っていた体操着を頭からかぶった。 どうしたのかと聞かれたが、まさかあなたの胸について考えていましたなどと言えるわけがなく、何でもないと首を横に振る。 「文次郎に揉んでもらえばいいんだよ」 「何をだ」 「おっぱい」 畳んでいた制服が手から落ち、床に散らかった。血の気が引いていくのが自分でもわかるほどだから、恐らく今の自分は酷い顔をしているのだろう。 あれだけ見ていたのだから気づかない方がおかしいのだが、どうしてもその現実を認めたくなかったのか、その考えがまったく浮かばなかった。 彼女の肉付きのいい手が伸びてきて、自身のささやかな胸に触れた。突然のことに叫びそうになったが、唇を重ねられ声を出すことができない。あまつさえ角度を変えて深く口付けてきたその間も、胸を弄る手をとめなかった。 「おっぱいはね、自分じゃなくて他人に揉んでもらった方が大きくなるんだって。僕も留におっぱいばかり触られてたら、こんなになっちゃったよ」 「あっ……やめ、んっ……いさ子、やめろっ」 「ふふ、仙可愛い」 顔を真っ赤にして小さく震える仙子に、口の端に笑みが乗る。 力なく抵抗する手を押さえて、その耳元で甘く苦い毒を囁いた。 イケナイことをしようよ |