ユースタスキャプテンキッド、一週間前に島に上陸した海賊だ。賞金首3億ベリー以上。島の皆はナマエちゃんがいるから大丈夫だと言って安心しきってた キッド海賊団があの島に上陸するのをあたしは見てて、船の形もなにもかも覚えてる。妙な雰囲気があったし。あたしと仲がよかったエリーと言う少女が海賊だ海賊だと叫び走り回ったけ 「最悪だ…」 「ああ最悪だ。でも上陸しないわけにはいかないからな」 いやな予感がするのはあたしだけなのかな * 船をあいつの船とならべく遠くに離して上陸した。服はまだ乾いてないらしいのでみんなが着ているつなぎを着た コックさんと数人のクルーは買い出しに。あたしとローさんは、本屋に向かっている それにこの島はフラワーアメリメントと言う島で花がたくさん飾られていた。ベポが上陸したらきっと喜んでいたんだろうな 「本屋本屋…」 「わ〜!すごい綺麗だなこのガーベラ!おばちゃんどうやって育てたの?」 「悪いけど企業秘密ってやつでねえ」 もう一押し、とおもいきや後ろにいたローさんに首をぐっと捕まれて「ぐえっ」と変な声を出してしまった。ローさんは本屋の場所を聞くと花屋のおばちゃんは場所を言う「でも…。」おばちゃんが何かを言いかける 「でも?」 「あそこは治安が悪い。」 「本屋の近くなのに治安が悪いのか?」 「さあねえ。ここ5年は本を読んでないよ」 海賊でもいるのだろうか。海軍が時たま来るらしいのだが治安が悪いところは放置ってわけなんだ。ローさんがおばちゃんにお礼としてあたしが見ていたガーベラを買った「まいど」 「ホラ。やる」 「え?あたしに!?」 「他に誰がいるんだよ。」 「ありがと!」 「…ナマエ?」 「!」 「ユースタス屋……ってお前か」 そこにはキラーがいた。あいつはいないらしい、よかった。キラーはまだ話せばわかるいいひとなのだ。「どうしてトラファルガー、」「これには事情がありまして!」「キッドに出会えば」「わかってるよ…って事でおさらば!」ローさん置いてはいけないよね「スモーク!」あたしの周りに煙がでてきた。「スピード!」 とりあいず治安が悪い方に能力で移動していく。 「ぶあー!疲れた!もう能力使うのやめた!」 「おま…え、おれを殺す気か…」 知らず知らずローの首を掴んでいた。あたしがさっきされたように。ぱっと離すとぜえぜえ息をあげている。キラーがいる、あいつも近くにいる、もしくは来るという事だ 「ナマエ、おれ達歓迎されてるぞ」 ワクワクした様な声をしたローさん、周りを見ると柄の悪そうな人達がたくさん。「おい2億のトラファルガー・ローだ」「隣は?」「雑魚じゃねえのか?」 雑魚、だって言った今 「おい」 「なんだお嬢ちゃん死にたくなかったらお家に帰んな」 「……聞き捨てならない!あんたらこそ死んでもしらないからねばーかのろま!」 手を空中にあげた。柄の悪いやつらは大笑い「なにしようってんだあ?」 「ランス!!」 「うおおお!!!」 柄の悪い奴ら向かってに空中から槍が降っていく。あたしの慈悲のおかげで威力はぎりぎり下げてあげた。能力は者だ〜逃げろ〜!逃げていくやつら。ふん逃げてろ逃げてろ 「お前…なんでもありだな」 「あ、いやでも攻撃技はこれぐらいしか…」 「十分だと思うぜ…容赦ねぇなぁ…」 これ褒められてる?左手にはガーベラがある。ちゃんと、 「そうだ。ナマエ。」 「あい?」 「そのピアス外してこれ付けておけ」 ローさんが自身のつけていたピアスをあたしに渡した。あたしが付けているのはあいつにもらったピアス。ローさんがあたしが付けていたピアスを優しく外してあたしに渡し、ローさんのピアスをあたしにつけた。 「やり方とか…教えてもらったのか」 「うん。嫌々に」 「まあいい。これでいいだろ」 ローさんの右にあったピアスが一つなくなっている。ピアスに触るとローさんは満足気にあたしの頭に手をぽんと乗せた。「じゃあ勉強するか」遠慮させていただきたい 「君強いね」 急に腕を引っ張られた。ローさんが反射的にあたしの腕を掴むと「離せガキ」と言う。ガキ? 「あれ?子供?」 「お姉ちゃん強い。僕助けて」 「…ナマエ、人助けする海賊なんてありえないからな」 「なにがあったの?」 「おいナマエ!」 僕のお母さん、もう少しで子供生まれるんだ。強い女の人なら、子供、オロセルと思って そう言って男の子は静かに笑った。 「ガキ、ふざけるなよ」 「ふざけてなんかないよ。オロシタイんだってお母さん言ってたんだ」 「ローさんオロスって、」あたしが聞き終わらないで、ローさんは男の子を殴った。「ローさ、」 「簡単に言うな…ふざけんなガキ」 「ローさん、どういう」 「赤ん坊を堕ろすんだとよ…はってめえの母親は悪魔だな」 男の子が何も言わなくなった。子供を堕ろす…つまりは、 「お金がないんだ。だから堕ろすしかないんだ」 「わかった。おれはこれでも外科医だ。出産に立ち寄った事はないが知識だけならある。」 「行くぞナマエ」はい、と返事をした。ローさんは何とも言えない顔で歩き出す。男の子は、笑ってた ◇ |