「ぎゃ!」 「…」 「痛ったあ!」 「……」 「わぎゃあ!」 「………」 こいつは寝ぐせが悪いのか、悪いんだろうな。今までどんな風に寝てたんだ?!「ぐあ!」「いったああい!」こいつおれの上に…! 「ごごごめんローさん!」 「気に…するな」 「ごめんごめん!やっぱりあたし床で寝ようかな」 「女を床で寝せられるか。お前はそのままベットで寝ておけ」 「あ、はあ。すみません、おやすみなさい」 「ああ…」 女と二人きりの部屋で我慢するのは、結構きつい。 * 「おはようございまー…ってアレ?」 「おいお前らいつまで寝てんだ。おい」 そこの奴の頭を蹴ると「はっ!キャプテン!ってえ頭痛いですぐりぐりやめてえ!」二日酔いしてやがんな。今何時頃だ?腹が減ってきた。 「……ローさん」 「あ?どうした?」 「船」 「船?」 「ホラ」 「…海賊だな」 「これこの船狙ってない?あ、バン!だって何アレ」 「馬鹿お前あれは大砲っていってよ」 「どんだけほのぼのとしてんだあんたら!」 近づいてくるな。能力使うか。そういえばナマエの前で能力だすの初めてだ。「大きい黒い塊だね。まあいいや任せて!」「防げるのか?」「わかんない」「じゃあおれに任せろ」ナマエを後ろにやって円を作る「ROOM」終わりだ 「すごい…大砲壊れちゃった」 「おいお前ら起きろ!いつまで寝てるつもりだ!」 「ローさん強い…半分にしちゃった…」 「だからおれは船長だぞ。これくらい当たり前だ」 「すごーい」 ◇ |