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白石蔵ノ介と志摩廉造


「なん、どないしたん白石」
「あ、センセ。なんや道に迷った言うとって」
「俺が道を聞いとったさかいなんや引き留めてもうてえらいすんません」
「おー、なんや自分京弁やんか」
「そういうお兄さんらは大阪弁なんやね」
「お、聞いたか白石。俺お兄さんやて」
「センセ、なんぼなんでも無理ありますわ」
「えー、酷いわあ」
「さっきからセンセ言うとりますけど」
「あ、俺はそこの中学で教員しとるんよ。ちなみにこっちは教え子な?」
「は?」
「へ、なんや変なこと言うたか」
「いやいやいやそっちのお兄さん、てまさか中学生とか言わへんよね?」
「残念ながらこいつは中坊やねん、こないなガタイしとってもなあ」
「あかん、俺もう世の中の中学生信じられへん」