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勝呂竜士


「なあ坊」
「なんや」
「ちょっと外出ましょ、な?」
「理由はなんや」
「えー……風に当たりに、じゃあきませんか」
「はあ」
「せやかてちょお眠気が来おへんくて」
「十分だけやぞ」
「ん、ありがとお」
「ほら、」
「へ?」
「……」
「え、ちょ、坊」
「暗いからやぞ、他の奴等の頭踏んでもうたら洒落にならへん」
「ふは、そら言えとる」
「……」
「付き合わしてもうてえろうすんません」
「……俺が好きでやっとることや」
「ふ、やっぱ坊のこないなとこ、俺めっちゃ好きですわあ」